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シンガーソングライター / 詩作 / 男 / 広島県広島市出身 お問い合わせ wacco1004@gmail.com

誰かのためになりたい

という気持ちがわく瞬間は、多々ある。

たぶん、突然目の前にぶらさがり、目を背けようとしても、どうしてもちらついてしまう「死」という現実に直面し、大好きな散歩中にでもぼんやりと、あるいは今の趣味でもある料理中にでも頭のかたすみで、自然と生きる意味について考えたどり着いた気持ちのだと思う。

それが、誰かのためになりたい

とはいえ、今少し人手が必要な身のくせして、背中にある排尿の為の管のガーゼを毎日取り替えてくれたり、オムツが必要なので、そのオムツを買ってきてくれたりする母親にたいして、体調が優れない時、悪態ついてしまったり。
母も鬱病で「はよ死にたい」というのが口癖でそれをストレスに感じてしまって、ひどいことを言ってみたり。
そんなやつにいったい誰が救えるのかと。。。自分を嘲笑ったりもする。

人間って本当に複雑だ。綺麗事を言えば嘘臭くなったり、作り話とわかってても泣けてきたり、好きなくせに嫌いな態度をとったり、平和を願いながら隣人を憎んだり。資力がないのに見栄を張ったり。
いったい誰が誰を何が目的で救いの手を差し伸べいるのかと。
その原動力は潜在的には利己なのか、それとも名役者の慈悲なのか、余裕のある人間の道楽なのか、もはや疑心暗鬼であった。昔は。今も少しはあるが。

もうそういうものすべてをとっぱらった

ひたすら無垢な、

誰かのためになりたい

少年が野球選手になりたい

くらいまっしろな

誰かのためになりたい

の境地にたどり着いてみたいものである。

否、たちもどってみたいものである。

死ぬ前に。

死んだあとでも、別にいいよ、たどり着けるなら。


そういう願いを形にすべく、はじめの一歩として
散歩中に書き留めておいた言葉の断片を頼りに、少しずつ曲作りを始めた。

最後に

ではあってほしくないのだけれど

まぁこういう体験をしている真っ只中だから
健康でピンピンしていたときでは得られなかったであろう

けっこうなリアルさちゃいますのこの「最後に」

という状況と意気込みをお借りしまして

最後のつもりでアルバムを作れるぶんだけの曲は書きたいのである。
10曲。は書きたい。

それが生きてる間のしばらくの目標。

過去の作品のような
自分語りが主な内容ではなく
ひとつひとつが

誰かのために

というテーマで。


いやいや

もちろんできるなら1日でも長くみんなと同じ世界で元気に暮らしたいですよ、神様。

お会いしたことのないかたからも、メールや何やらで励ましの言葉いただいていて、本当に力になってます。
たぶんもう死んでたんじゃないかとおもいます。みんながいないと。本当に。
そういった気持ちも、歌にできればと思います。
いつもありがとうございます。