ピクニカの配達先は死語の世界。 | パンチサイクル~井戸端パンチ~

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自転車小僧の成れの果て・・・ネタがある限り日刊です。ワケがわからなくても、笑って許して下さいな。

  いつの時代も流行語はあるもので、賞味期限が切れれば死語となるわけです。まぁ、流行語は生物みないなものですかね……しかし、非常食並のロングライフな流行語もあったりして、微妙ながら違和感がなかったりします。

   大概の場合「今どき言わねェ」とバカにされる死語ですが、中には、わくわくしてしまう死語もあるのです。

   そのひとつが「ポンコツ」


   少し前に完成したワンタッチピクニカ……オーナー様のご職業を伺い「あっ、お届けに参ります」と即答しました。


   さてさて、やって来ました……スズキオートパーツさん。場所は墨田区立川(たてかわ)。


   そう、その昔は解体屋さんが軒を連ねていたという立川です。わくわくするぜ。


   スズキオートパーツさん……ユーズドの自動車部品の販売をされており、旧屋号は、まさかの「ポンコツ屋商店」
   当時、この屋号でどれだけの車好きな若者の心を掴んだのでしょうか……もう、わしづかみですね。


   きちんと管理された店内は、かつての解体屋ではなくショップの様です。




   雑誌への掲載は数知れず……


   若かりし頃の鈴木さん。奥様は「暴走族みたいでしょ?」と笑いますが、いやいや車好きが滲み出ていると思います。


   「昔は店内でミッションのオーバーホールもやってたんだよ」と鈴木さん。


   曰く「最近はユーザーは来ないね~業者ばっかりだよ」だそうですが、これも時代の流れなんですかね。
   2倍どこではない、3倍以上は楽しいぜ。


   解体屋さん……扱う物は違うのに、なんだか駄菓子屋と同じ香りがします。時代と共に減る一方ですが、そんな解体屋さんに触れることが出来た事に感謝せずにはいられませんな。

   ~つづく~