その男、伝説につき。 | パンチサイクル~井戸端パンチ~

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自転車小僧の成れの果て・・・ネタがある限り日刊です。ワケがわからなくても、笑って許して下さいな。

   どんな世界にも『伝説の人物』はいるもので、広い世界だろうが狭い世界であろうが伝説は伝説なのであります。


   「久し振り~」と気軽に声をかけてきた男………この男も、間違いなく伝説の人物であります。


   そう……最速メッセンジャーの「シノ」です。
   彼と初めて会ってから10年ほどになりますかね……当時は同じメッセンジャー同士(私は+バイク便ライダー)で、その速さは無謀なものではなく、計算されたモノなんですな。


   当時は3連勝だった自転車は後にオーダーしたカラビンカとなりました。このカラビンカが新車だった頃、街中でよくぶっちぎられたもんです。


   作られてから9年……シートチューブにはクラックが入り、補修痕が生々しい……これぞ働く……いやいや、過労自転車の姿です。


   そしてシノといえばこのハンドル……自転車は変われど、このハンドルセットは受け継がれていました。全盛期には「シノさん仕様のハンドルが欲しいんですけど」と、たまに問い合わせがあったりして……


   何年か振りに会ったシノは相変わらずのナイスガイっぷりで“あのカラビンカ”が現存していた事にも驚きました。

   メッセンジャーのレースでは常勝……ついには世界選も制覇。

   そんなシノと僅かな時間でしたが、メッセンジャーという同じ土俵で仕事が出来た事を誇りに思うのでした。