昨日の続きです。
さて、僕が何故【オープンサンド】を暗澹たる気持ちで眺めているか、ですが、、。
オサレなカフェの【オープンサンド】は、大概、具材が実に綺麗に盛り付けてある。
キッチンスタッフの苦労が忍ばれ、食べるのも惜しい位だ。
が、しかし、、、
数分後には、間違いなく凄惨な光景が繰り広げられる事を、僕は知っている。
色取り取りのオリーブはテーブルにこぼれ落ち、上手く噛み切れず引っ張り出された生ハムはパンからだらし無くブラ下がり、セレブ御用達の有機野菜達は皿の上で前衛的な絵を描いている。
そして、そんな状況に涙するか悪態をつきながら、オリジナルソースがべっとり付いた手で、それらの野菜片を拾い集めるべきか悩む羽目になる。
いやいや、上手く食べればそんな事にはならないよ、と仰る方も沢山おられるだろう。
勿論、僕も、過去に綺麗に食べ切った事もある。
が、
そもそも、サンド、とは何か?
気軽にパクっと食べられるものとして存在するのではなかったか。
こぼさぬ様、全神経を集中させ、疲れ果ててまで食べる様なものだったか。
いや、違う。
一昔前なら、バリバリの証券マンが、電話を肩に挟み、ニューヨークとのやり取りに躍起になっていて、いや~忙しくて食う暇も無いんだよね~、と言う時に片手で簡単に食べれるものとして存在したのではないか。
本来、日本の【おにぎり】にあたるものではなかったか。
まぁ、いずれにしてもこの歳になって、口の周りが酷く汚れたり、手が汚れる様なものはあまり食べたくない。
何だか情けない気分になるからだ。
「ホラ、口の周りが汚れてるわよ!ハイ、これで拭きなさい。」
などと、連れの女性に言われた日には、帰りに北赤羽の赤提灯で呑んだくれるしかない。
【オープンサンド】など食べてなるものか!
、、、、、
と、ここまで読んで頂いた方は、大体お気付きでしょう。
そう、この話にオチは無いのです。
至って当たり前の、クダラナイ、どうでも良い話なのです。
(タイトルに偽りなし、です😁)
だから、もうやめます。笑
最後に、、、
何故、こんな話を書こうと思ったか、ですが。
帰宅して、洗面所で手を洗いながら、たまにはブログでも書こうかな~なんて思いつつ、ふと顔を上げて鏡の中の自分を見たら、
口元に、外出先で食べたチョコクロのチョコが。。。
お後がよろ、、、
~完~