これからは内部障害リハの時代 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


内部障害を専門にリハビリテーションを展開している療法士は整形外科や脳血管障害を専門にしている人より圧倒的に数が少ないのは事実であります。

そもそも内部障害リハに関しては、平成18年より疾患別に分類されてから本格化されたとすると、まだ10年経過していないこれからの分野でもある。

疾患別に分類するのは、ナンセンスではありますがさすが厚労省の方々とも感じます。疾患別に分類することによる恩恵も実はあります。

それは、『意識付け』です。

これから間違いなく内部障害リハは主流になります。

今回は、糖尿病を中心に書いてみます。

まず、戦後貧しかった時と現在は明らかに食生活が違います。

1956年位からパンや牛乳などが学校給食に加わりました。
簡単にまとめると、欧米に負けない身体を作ろうとしたわけです。

それから徐々に『食の欧米化』が加速します。

1970年代になると『食の経済化』が進みセントラルキッチン化され、マクドナルドやすかいらーくなどの外資外食産業が日本にガンガン入ってきました。

となると、食生活の乱れが始まります。
しかし、そんなに早く食生活などの病気は出ません。
タイムラグがあるからです。

30~50年すると出ます。

丁度、数年前から生活習慣病の方が増えています。これって必然な出来事なんです。

そうなると、生活習慣病を機転とした病気になるわけです。その一つが糖尿病です。