リハビリテーション業界の輸出化 | 輪違弘樹

輪違弘樹

26歳で起業した理学療法士の独り言です。
墨田区で歩行訓練重視のリハビリデイサービスとセラピスト育成事業を主に行っています。


ここ数年、とても意識しているのはリハビリテーション業界の輸出化が私の中でのタイムリーな課題である。
近くにいる仲間には話したりしていますが、間違いなく必要な時代はすぐそこだと感じています。

素晴らしい療法士をたくさん知っているし、個々の考えをより詳しく聴いたりすると方法論は違うが目的論で俯瞰してみるとほぼ同じ結論で結べることが多い。

最近は、沈静化しつつあるが同業種同士の無意味な誹謗中傷ばかりであるが、この誹謗中傷は無価値であり、私自身もやり玉にあげられることがごくたまにあるが一貫して無視をしている。

何故ならば、『無意味』だからである。

そもそもリハビリテーションという概念はアメリカからの輸入品であり、全てを受け入れるのは難しいものです。
まず、文化が違います。国の制度設計も明らかに違うからです。ですから日本仕様にカスタマイズしていく必要が十分にあります。
輸入され約50年、いろいろ諸先輩方の汗かきにより確実によくはなりつつあります。いや、悪いと言う方も中にはいますが、それは断片的に取り上げているからであり断続的にみると明らかに変わっているのは紛れもない事実です。

全てではないですがいろいろな国のリハビリテーションをみて感じることは、日本て最先端な療法士がたくさんいるではないか!ということです。
もちろん、人数が多いので何も考えずにサラリーを貰うだけだけに日々働いている療法士もたくさんいますがそうでない療法士も多いです。

日本という国土も人口も中途半端な国だからこそ日本完結できてしまう反面、勿体無い感はかなり感じます。
しかし、このような中途半端な国の日本でのやれることは、ある程度はやりつくしつつあるのかとも感じるわけです。

個人のことを考えると日本オンリーはかなり気持ちの楽なことですが、インターネットにより国境が越え、海外に行くのも昔みたいに高額では無くLCCなどを利用すればかなり安く行けます。
環境としてはかなり整いつつあるのです。

もちろん、日本でやることはたくさんあるのですが、日本は世界でも稀にみない高齢化した成熟した国です。これはどこの国も体験したことのないイベントであり、そのイベントで得た経験は、これから高齢化を向かえる国には非常に大事なケースレポートになりえます。もちろんその国の文化などにマリアージュするのは必須です。

私としては、世界で日本人が活躍するのが当たり前な時代を創ることに少しでも貢献できたらと考えています。