山梨へ行ってきました。 | ドット模様のくつ底

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奈良が好きなライターの瞬間ブッダな日々の記録。
福祉的な目線から心の問題を考えています。


今日は個人の備忘録になります。


山梨の祖母が他界し、
葬儀のために
8,9日と山梨へ行ってきました。

9月半ばに会いに行ったときに
もう長くはないとわかっていました。

母方の祖母です。94歳でした。

葬儀の導師をお勤めになられた
お坊様は祖父の葬儀も
執り行ってくださった方でしたが、

祖父は95歳、祖母は94歳まで生き、
二人とも天寿を全うしたといえるほど
ご長寿だったので、

お通夜のあとの説法では
お二人に長生きの秘訣を教えていただきたいですと
おっしゃっていました。

祖母は8月に入院後、
熱が出て経口摂取ができなくなりました。

その後、点滴のみで過ごしていたのですが、
私たちが9月半ばに会いに行ったあとに
熱が下がり言葉を発せられるようになったということで、
流動食を少し口にしたそうです。

少し回復したのかもしれないと思ったのも束の間、
自分で食べ物を飲み込む力がなくなっていたようで、
口の中で留まっていました。

そして医師より経口摂取はもうできないだろうと判断され、
「このまま点滴のみで栄養を摂る場合は
余命があと2、3週間です。胃瘻をしますか」と尋ねられました。

祖母の娘たち(母の姉妹)で話し合いの上、
胃瘻はしないと決めました。
その後は余命宣告の通りです。

60歳ごろにリウマチを発症し、
手足の痛みとたたかってきた祖母にとって
鍼灸治療はとても相性のよい治療法だったみたいです。

20年来、祖母に鍼灸治療をしてきてくださった先生が
祖母のことを「お灸の申し子のような人」と
言っていました。
熱が出てもお灸で下がるような人だったとのこと。
晩年の祖母は東洋医学に支えられたようです。

リウマチになると次第に合併症も出てくるとのことですが、
祖母は36年ほど薬に頼らず鍼灸治療で過ごしました。
今はリウマチにも良薬が出ているようですね。

いっぱい泣いたし哀しかったけれど、

おばあちゃんが産んでくれた4姉妹、
そして孫や曾孫たち、親戚一同、

長生きしてくれてありがとうの
気持ちでいっぱいでした。

おばあちゃん、ありがとう。