-儚くも散る- /「Beyond the Skyscraper」 | ✟✟✟蠢く手記✟✟✟

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地下都市DTMの沼に溺れてしまった漢の成れの果て



「Beyond the Skyscraper」

害悪は不平等
羽を広げたいの

街路樹を抜け 走り出したら
理想は遠く やがて孤独に

対面を恐怖としたなら
過去の自分はどこ

割れた硝子が 砕け散るまで
号令を待て 本能の鐘

この領域に線を引いて
気配さえも消した

夜に香る街の匂い
滑らかな夜景だけが 孤独へと誘う
誰にも理解されないまま

摩天楼を背に
割れた鏡をこの手で翳せば
その闇があらわになること
それが虚しいのはなぜ

裂ける傷を見て
笑顔と散る 影さえ見えない
虚無の中 業(カルマ)を背負えば
誰の目も気にならない

昨日の友が背中を見せた
それは確かに2つ目の顔

分かり合えぬ価値観を見て
都会の海は孤高

怪我を撫でる 指の濁り
誰かがやっているから
罪もない無意識だ
誰にも理解されないから

摩天楼を背に
欠けた鏡で心を映せば
この傷があらわになること
皆 泣いてるのになぜ

守るべきモノが
この手にあることさえ見えない
もう嫌だ 在るべき姿が
自分でもわからないまま

吐息が街を染めてく
悩ましい愚行だ
張り裂ける痛みの中に悲哀を

摩天楼を背に
割れた鏡で この地を照らせば
人闇が誰かを殺した
それが正しいのはなぜ

耐える姿見て
膨れ上がる 何かが壊れた
神の眼があるなら裁きを
この世界 見てられない

誰も救えない 心哀しい

摩天楼を背に
この崖 落ちる姿が見えない



Vocal - 柳 https://twitter.com/Ugomeku_Yanagi
Guitar - 立石 恁 https://twitter.com/Just_as_I_am_02