いよぉ。
突然のブログ投稿。
恒例の長文になります。時間がある時に読んでほしいな。
ツイッターにもインスタグラムにも納まりのきかない内容はやはりblogでしょう。
広告表示の多さから敬遠しがちなアメブロ、それでもたまに執筆したくなるのは何かの性。
あ、そういえばさぁ、8月に発生したプチハピニュースを1つ聞いてくれない?
おれのブログのアクセスランキング1位に常に君臨する記事が、太古の昔に書いた「痴漢」に関する記事なのだけれど、そのblogをきっかけに夏の鼓動を聴きましたっていうお便りが届いたのね。
…なんか、、、
最初は複雑な気持ちだったのだけれど(笑)
その複雑を超えた先に待っていたのは、アメブロありがとうっていう感謝の気持ちだったんだよね(広告表示多くてもありがとう笑)
人生に無駄はないなと。
今まで散々書き散らかしてきたが、自分の在り方を提唱する上で「残す」という行為に異常に執着しています。
いつ、
どんな時、
この先おれが消えてしまった後、
どこの誰にどの切り口で知られようとも恥じない音楽を残したい。
音楽人が残すと言ったなら、1曲でも多くというのが普通の概念になると思うが、おれの「残す」はちょっと違ってさ、1曲よりもワンフレーズでも多く残したいという気持ちなのね。
ワンフレーズを強烈に響かせたい。
そのワンフレーズたちの集合体が一曲になる。
ボクの夢とキミの夢が交わる共鳴点というワンフレーズがあったとしたなら、、、
・このワンフレーズ(歌詞)が最も活きる母音と子音のバランス
・胸にアツく迫る歌のニュアンス
・マイクの選定
・マイクケーブルの選定
・喉の状態の維持
・ビブラートの緩急…etc
何度も何度も何度も想像を超えるテイクを直感的に目指し、気が遠くまで徹底的に歌います。
歌はもちろん、当たり前にギターのレコーディングもあるのなら、その倍の倍時間は消費されていく。
いくらあっても時間は足りてるのに足りない。
俯瞰で見たら10人が10人ひくレベルで時間がかかってる。
わかってる。
ただ、これこそが「残す」が「残したい」へメタモルフォーゼする瞬間なのです。一度完成して過ぎ去った歌は元には戻れない。
今回はもっと言ってしまおうか。
歌をRECする時限定で、実は、、、
両鼻の鼻毛を全部抜いています
(ちょ爆笑)
理由は、鼻毛がモッサモッサあることによって声帯から鼻骨への声の振動がゆらゆらと妨げらて声がこもるのかも…と。
毎回一人でプチッ♪(つっっっ涙)って、やってます(とてもシュールでしょう笑)
でも、大マジなんです。
今まで、数多の拘りを持ち合わせてきたせいで、自らを異質だと感じてきましたが、きっと今が最上の異質でしょう。
ただ、誤解して欲しくないのは、こんな自分を美化することはできないし、そのせいで時間は一瞬で溶けてゆくし、その膨れ上がった苦悩にいつも頭を抱えている。
でも、かわれない。
そんな自分に変化を与えようと、他ジャンルの大人の人にも相談してきたし、それこそ自己啓発本やエッセイ集も読み漁りましたが…
結果、鼻毛抜くことに変わりはありませんでした(笑)
こんな自分って何なんだろう…と、自問自答の果てに辿り着いたのは、ワンフレーズでも多く誰かの胸を突き刺す歌を届けたい。
つまり、残したいと願う情熱がおれを突き動かしている。
バンド期にリリースしていた歌に一切の後悔はないけれど、納期という大人の事情があることによって、作業は円滑に進んでいた反面、今聴き返すと甘かったなぁーーーと思うことが多々あります。
バンドという器を無くし、未だ何を追い求めるのかって、自分のポテンシャルを信じ、ワンフレーズでも多く歌を残し続けていくこと。
もはや、これのみで生きてるんじゃないかな。
ありふれた日常をありふれた感情で、痛みのないよう生きる望みは絶たれた身。
自分の命が磨耗されてゆく砂時計を背中で感じている。
誰かの訃報を聞くだけで心がざわつき、命の大切さと逃れられない孤独を思い知る。
今回の記事は笑いで締め括ろうと思ったが…
実は昨日の深夜、術後の傷が突然痛み、地獄の数時間を味わったんだ。
禍々しい痛み。
生きた心地がしなかったぜ。マジで。
どうして今なのだろうと、、、
今年に入ってから落ち着いていた痛みの再来に哀しくなって、憤りも覚えて、苦悶の数時間を彷徨った。
いつでも救急車を呼べるよう、携帯電話に119を表示させたまま過ごす数時間に救済は無い。
毎夜やってくるストレスにさらに拍車がかかったことで、自分のリアルを思い知らされた。
楽しかった日々、幸せを感じた後、
誰かに設定されていたのかと思うほど突然目の前に立ちはだかる運命に何度泣けばいいのだろうか。
文字を打っている今も鬱々悶々としています。
おれがこうして文字を打つ時は、決まってこんな自分に喝を入れたい時なのだと思う。
ワンフレーズでも残したいと渇望する果てに、もう一度ステージに立てればもはや何も悔いは残らないでしょう。
新曲でその領域に到達すると確信してる。
誰が逢いにきても、やっぱり柳は柳だったと思われたいからさ。
「蠢く柳」と銘打って浮上する一曲目、あり得ないほど時間がかかっていますが、聴いてもらった瞬間に一発で納得してもらえる世界観だと自負しています。
いつからか現れてくれた海外の誰かだったり、もちろん遠い昔から支えてくれた小柳さんたち。
こんなおれをまだ追ってくれるキミへいつも感謝しています。
ずっとだよ。永遠に。
そんなキミに恥じない蠢くリードトラック。
長かったボーカルRECがようやく終わりを迎えようとしています。
待っていてください。
首を長くして待ち焦がれていてください。
かわれない痛みはあるけれど、それがおれたちを繋いでいる。
再会の日は近い。