ソメイヨシノから止まることなく、複数の曲を同時進行させています。
とはいえ、、、
こっちの曲をやっているとあっちの曲にも…と、思考を蜘蛛の糸のように張り巡らすことになって、結局3曲同時進行と言っていたのに、まさかの4曲目「Fragrance」が企画に浮上し、ここ数日は延々とこちらの歌に夢中になっていました。
『死の香りが漂っている。僕から見える景色の中、一体何のために歌うのか。自分に問いかける。』
fragranceの解釈を歌詞にするとこんな言葉が頭に浮かんできました。
公にこんな言葉を追加(アレンジ)していいのかわかりませんが、カバーソングをやる意味とは、似せるではなく、その曲に対するリスペクトの想いが「にわか」で終わらないことが大切なのではないでしょうか。
それこそが、原曲を愛したからこそ許されるリヴィルド(再構築)なのではないでしょうか。
本当は、今月末辺りで公開しようと交わしていた会話も、熱量と比例したのか、バグが起きたのか(?笑)昨夜完成することが叶ったので流れのまま公開に至ったという感じです。
今作の歌は、相当丁寧に歌い込みました。
吐息レベルで自分の鼓動さえも操っていた感覚です。
歌とのディスタンス(向き合い方)
それは「楽しむ」という枠よりもはみ出た、自分の声帯を極限まで操って鳴らすという修行のようなモノです。
選曲がエモ過ぎることをおれは知っている。
トレンドにはのらないという孤高のスタイルを貫いているように勘違いされそうですが、決してそんなことはなく。
お互いの意見が合致したモノなら何でもやるというスタンス。
ただ、音楽との向き合い方には個人差があるし、この熱量を維持して、それをその瞬間でパッケージして全力で作品にするという作業はとても危くて儚い。
とかくジン君はいい人なのである。
一番大きいのは、細かすぎるワガママに最後まで付き合ってくれる。
今までもそうだったが、おれの精神状態に起因する制作に没頭する熱量は、良くも悪くも不安定さが約束されてしまっている。
今作の途中でも、終わるかもしれないという不安が脳裏をよぎった。
歯止めが効かないおれの感情の暴走を、どっしりとミックスの段階まで引き上げ、それをこうして公開することができること、人間関係にいつでも当たり前はないんだ。
今回も感謝の念を送りたい。
どこまでやれるのか、
どこまで続けられるのか、
どれだけフレーズを残せるのか、
今作はアンビエントナンバーです。
アコースティックギターをメインに、誤魔化せない歌の細部に可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
音の一つ一つを大切にミルフィーユさせています。
あなたの一日の節目、寝る前にそっと聴いてくれるとマッチしてくれるんじゃないのかなって、おれはそう思ってるよ。