今までSNSでアップしてきた音は、リードトラックになりかけた愛すべき断片たち。
ゆえにこのリードトラックの完成形。まだどこにも公開していない。
歌、ギター、歌詞、リズム、構成、『柳節全開』のたった一曲が生まれるまでにかけた情熱は恐ろしいほどに計り知れない。
バンドという器も無くなっているというのに…自己表現を捨てきれないマインド、側から見たらとてもcrazyだと思う。でも、この衝動は抑えられない。
実は、去年の暮れにはほぼ完成していたんだ。
完成に伴い、MVを+して公開したく、動画クリエイターの方とタッグを組んで邁進した数ヶ月…納期になってもまさかの約束が守られることなく、連絡も途絶え、リードトラック公開の夢は、一度ならず数回に渡り頓挫した。
相手を信じたおれが間違っていたとは思わない。その人の持っていたセンスに惚れ込んでいたからね。
ただ、作品において鮮度というのはとても重要で、熱量は高く、旬だと思った時に公開できないのは地獄でしかない。地獄だ。
また入院が決まってしまった身として、公開できそうでできないもどかしさ、時が過ぎていく残酷さ。おれは狂ったと思う。
目の前から夢が遠ざかる感覚。あまりにも色々なことが重なって、リードトラックに向き合う心が折れてしまった。
いっそ動画は無し、サブスク公開してやろうと思ったけれど、この曲に捧げた情熱を容易く葬ることはできなかった。
だってさ、どうしても視覚と聴覚を同時に刺激したかったから。
意図せぬ絶望、余計な思い出が濃くなって、この曲のデータを聴くのも観るのも嫌になっていた。けれど、曲に罪はないんだ…悩んで悩んで、逃げてきたけど、ある日振り切った。
誰の手も借りず、自分が生んだ曲は、何もかも全て、自分自身で責任をもってやり切ると。
そう決断してからの毎日毎日毎日、一心不乱でリードトラックの動画に着手しています。
隙はなく、1日も無駄にできない。
もう向き合うのも嫌になったとか、誰かのせいにして公開できないことを正当化するのはめちゃくちゃ簡単でさ。
でも、ここで投げ出してしまったら一生後悔するのは自分自身だから。
そして何より、、、
時折届く「待っています」に、あなたが思っている以上におれは…背中を押してもらっている実感があります。自分から逃げようと思ってしまいそうな時こそ、響く、1ミリでも進もうと勇気をもらっています。
固く約束したリードトラック。
公開しないことが当たり前になり、誰かの気持ちを裏切ってしまったら…それはおれの描く男じゃないんだよなぁ。
どこかで誰かが待っているのか。
どこかで。
今も、明日も、ずっと待ってくれている人がいるのか。
今はこの曲を在るべき形へと完成させることしか考えていない。
あらためて約束させてほしい。
あと少し…もう少ーーーーーーしだけ待っていてください。
とてつもない濃度の一曲をキミの心に撃ち込むよ。
的がなかったらバレットも撃ち込めないから。
キミの心だけにエイムしてるんだわ(ザワザワ笑)
全ての準備が整ったなら、リードトラックの初公開はヤナラジで生歌ライブやるよ。
希望とか夢とか、そんな青くさいセリフ、たった一人でもここまでやれるってこと、まだまだ語っていきたいんだわ。
その日までおれもキミも生きてなきゃ嘘だろう。
完成するその瞬間まで、命燃やすわよ。