新しい年も目の前になり、今年読んだ本の中で
一番印象に残ったもの。
それは今年発売された「台湾レインマンと特殊教育ママの六教科」
という題名の中国語の本です。
息子が自閉症であることを知ったママが
40歳にして師範学院で特殊教育を学び始め、
その後心身障害教育の修士を取得しながら
自閉症児とともに歩み続けた物語です。
自閉症の息子さんは最終的には大学まで
すすむことができましたが、卒業することは
できませんでした。
一読するとわかりますが、サバン傾向あり
数字には強い興味を示す自閉症児でした。
この本は、自閉症とは何かを教えてくれるものではないし、
治療の仕方を教えてくれるものでもありません。
ましてや、どのようにすれば自閉症児を大学に進めることが
できるかを教示するものでもありません。
ただ、そこに見えるのは「決してあきらめない」という
母親の姿勢と苦難を乗り越える子供成長の歴史です。
自閉症児の子育ては、そう簡単ではない!
それを教えてくれる一冊でした。