皆様こんにちは。
今日も来てくださってありがとうございます
高齢の方になると、何種類ものお薬を飲んでおられることが多いのではないでしょうか?
たくさんの薬を一緒に飲むことの弊害は一部の方々には知られていますが、広く知られているとは言えないのでしょうか?
こんなお話を聞きました。
私の信頼できる方の、お母様のお話です。
お母様は、長く一人暮らしをしておられました。
ところが、一人暮らしを続けることは困難と彼は判断し、老人介護施設に入所の運びとなりました。
なぜ入所になったのか、そこでお母様がどう変わられたか、、、、。
彼の言葉を借りると。
「入所するまで、おふくろさ、山ほど薬飲んでたんだよ。血圧とか、糖尿病とか。」
「気ままに暮らしてたのが、ふらついたりしだして、そのうち言うことも支離滅裂になってきて、ヤバイと思ってさ。施設に入ってもらったの。」
「そしたら、どうなったと思う?」
「薬が一つ一つ減っていくんだよ。」
「薬が減るにつれてさ、入所の時は車いすだったのが、手押し車で歩けるようになってさ。」
「言うこともめちゃくちゃでこれは認知症だ!と思ってたのにさ、頭もすっかりクール!今じゃシャキシャキしてるよ。」
これ、どういうことでしょう?
「一人暮らしだと気ままだろ?好きなもの好きなだけ食って、生活もバラバラだったんだろ。」
「それが、入所するとさ、栄養士がついてきちんとした食事が出て、生活パターンもきっちりしてさ。」
「結局血圧も糖尿も生活習慣じゃん。それが良くなって、薬がいらなくなったんだよ。」
「で、薬が減ったらふらつくことも認知症みたいな症状もなくなったと。」
はい?入所で薬が減った?
(私が知ってる例は逆が多いですけどね)
薬が減ると症状が治まる?
(これは正直可能性あると思うな~~~)
多剤併用の害、生活習慣の重要性。
薬剤師として、これから関わっていける、いえ、関わっていくべきテーマなのでしょうね。
彼にも、こう言われたのです。
「薬剤師は本来、こういう仕事をしないといけないんじゃないのか?」
心の底をえぐられたような気がしました。
でも同時に、背中を力強く後押しされた気がしました。
なぜって、、、、
私がずっとずっと思ってきたことだから。
思っていながらできなかったことだから。
そのために、自分がどれだけの努力をしないといけないのか、、、
それを思って逃げてきた。
そろそろ、逃げの人生は終わりにしたいな。
薬剤師の仕事は、もっともっと幅広いはず。
中途半端でごめんなさい。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。