お金のことを日本では学校で学ぶこともなく
親からおそわるお金の話しも
家庭でそれぞれ違いすぎて
（ほとんど親の価値観で子どもに伝授するから）
お金のことはタブーとされているのがこの国の特徴だとわたしは感じていて。
小さいころ母から
「お金をさわったんだからきちんと手を洗いなさい！」
「お金はいろんな人が触るから汚いのよ！」
と教わり子どもながらに確かにお金は鉄くさいし
汚い感じがするからゴシゴシと手を洗っていた。
そのクセは大人になっても染みついていて
何となくお金を触ったらゴシゴシ手を洗い
まるで汚いものを触るかのようにお金を扱っていた。
でも、それは一概に間違いではなく
様々な人を介してわたしの元に届いているわけだから
汚いかも？とは思うので手を洗うのは構わないんだけれど
お金自体、エネルギーだとか
出せば入るとか言われているけれど
わたしには理解ができなかった。
使えば使うほど減るし（笑）
つまり支出は増えるわけだし。
エネルギーは目に見えないし。
でも、１０年前ぐらいからだろうか
それの意味がなんとなくわかってきた。
例えば「お給料とは我慢料です」
という考え方も気持ち悪くて。
我慢しないといけないことをしている自分を
見直す必要ではないの？っておもう。
我慢料を受け取るとしたとき
今はほとんどが振り込みだから通帳やネットバンキングの
残高照会の数字を見て「ふむふむ、今月の我慢料はこのぐらいですな」
って確認するんだろうけれど
それってせっかくお金の振り込みがあったのに
うれしいのかなあって。
我慢料なんていう認識ではなく
働いたぶんの対価でもなく
「ただ存在しているから受け取った」でいいじゃん！って
１０年前に思った。
ただ、存在したことの価値。
自分がそこに行って笑ったり動いて
「ありがとうね！」と言われて受け取ったもの。
働いた対価と考えてしまうと
専業主婦になったときや
会社などの組織には属していないけれど
本当はたくさんの価値を見出し
家族のために自宅で働いている人が
「わたしは収入がない。ということは対価がないんだ」
「何も価値を提供していないからだ」
「社会に役立てていない」
「わたしには価値がない」
そう思いかねない。
だから、お金は働いた価値でも対価でもないんだ。あなたがそこにただいるだけで値段がついただけ。
（そう書くと今度は金額の高い安いで落ち込む人が出てきそうだけど（笑）それはビジネス脳の違いです）
☆
最近、携帯と家のネットのプランや金額を見直ししたら
びっくりするぐらい知らないうちに数々のオプションがついていて
（確認ミスかもしれないけれど加入時に詳細を知りたかった）
新たにプランの入り直しをしたら
携帯は毎月1万円ほど安くなり
ネットも5,000円ぐらい料金が変わった。
これはお年寄りとか
年齢にかかわらず
一度ネットの回線がつながって安心して使っている人とか
使いもしないオプションの料金を
毎月毎月支払っている人が多いだろうなと
唖然としてしまった。
携帯の料金を見直す人も少ないだろうし
（結構手間がかかる）
わたしはD社からS社にプロバイダーも変更したんだけれど
「知らない人は払い続ける」
という知らないと損みたいなお金の稼ぎかたに
嫌気がさした。
どんなやり方でもいいからお金さえ手に入ればいい
稼げればいい、というやり方がまかり通ってしまったら
今後日本はすたれていく。
それこそお金にいろんな意味をつけて
自分の子どもにまでそんなお金の教育をしようものなら
さらにこの国のお金へのリテラシーみたいなものが
崩れていく。
わたしはきれいごとは言いたくないから
「何も知らなくてもお金は使えば入ってくるんだよー」
「お金はエネルギーなんだよー」
なんてふわふわしたことを子どもたちには教えたくない。
たしかにエネルギーな部分は多いにあるけれど
使えばそりゃ減りますよ（笑）
ベーシックインカムが採用されたとしても
そもそものお金への知識がなければ
ただ垂れ流していくだけ。
「知らない人（情弱）から搾取すればいい」
という思考はまるで詐欺師と一緒だからね。
ある程度の知識は必要なのだ。
と、携帯のプランを見直して感じた
最近のお金事情でした
自分が喜ぶ有意義なことにお金は使おうね。
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お得でしかない
（笑）
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