フランスのオレンジリキュール、
コアントローのセミナーに行ってきました!
講師はコアントロー家の6代目、
アルフレッド・コアントロー氏。
さすが歴史ある世界的リキュールハウスの御曹子、
キラキラしたオシャレな貴公子です。
コアントローの蒸留所は、フランスの小さな町アンジェで、
1849年に操業を開始しました。
現在のレシピを作ったのは、2代目のエドゥアール・コアントロー。
アンジェの北で栽培されているビーツからピュアなアルコールをつくり、
スパイシーなビターオレンジの果皮と、
フルーティーなスウィートオレンジの果皮を合わせて、
オレンジのエッセンシャルオイルたっぷりのリキュールを作ったのです。
では、テイスティングしてみましょう。
スタンダードなコアントローは、
透明なクリスタルクリア。
トップノートはスパイシーなグリーンオレンジ、
後から甘いスウィートオレンジの香りが追いかけてきます。
味わいはスムーズでまろやか。
砂糖は少なめなので、甘すぎることはありません。
様々なカクテルの素材として愛されてきた歴史があり、
マルガリータ、コスモポリタン、サイドカーやホワイトレディの
オリジナルレシピには、ブランド名が記載されています。
コアントロー・ノワールは、
1903年にエドゥアールが作ったレシピを現代に蘇らせたものです。
コアントローにクルミやアーモンドを漬け込み、
コニャックのレミーマルタンをブレンドしました。
バニラや蜂蜜、ナッツなどの複雑な味わいは、
カクテルに使うだけでなく、
ストレートやロックにしても美味しいです。
そして極めつけは、先月新発売のコアントロー・ブラッドオレンジ。
コルシカ島の完熟ブラッドオレンジの果皮を加え、蒸留しました。
みずみずしく濃縮したオレンジの香りと、
ほのかな酸味を感じる爽やかな味わいは驚きの旨さ!
30度という低めのアルコール度数も絶妙で、
ぜひストレートやロックで味わっていただきたいです。
コアントローは、単なるカクテルの材料ではなく、
単独でも美味しいお酒だと再認識しました。