歌という3分間のドラマ | まっちゃんのClassical Guitar Life

まっちゃんのClassical Guitar Life

クラシックギターのこと、音楽のこと、日々の気持ちなど、マイペースに書いていきます。


もうずっと前の音楽番組のこと。

司会の方が次の歌手を紹介する時の言葉が、今でも印象に残っています。

その歌手は俳優としての経験があり、その演技の上手さの理由について、

「歌という3分間のドラマを常に演じているからでしょうか。」

と話したのです。

とても素敵な表現だなぁと思いました。




僕は歌い手ではないのですが、ギター曲を練習しながら時折ふと考えます。




どうしたら演じることができるか。




ギター曲には歌詞がありません。

でもメインとなる旋律はあります。

そして、それを装飾する伴奏やベースラインも。

それらをどんな案配で繰り出すか。

それはまさに譜面を読み解くということでもあります。




音楽家たちは五線譜という脚本の中に様々なドラマを作りあげました。

演奏家の役割は、その脚本とどう向き合うか。

なかなか納得のいく演奏は僕にはまだまだ難しいけれど、

もっとこうしたい!

っていう思いだけは忘れない。

だから、昨日よりちょっと前進したことがあるなら、それだけでも嬉しい。

いつか立派なドラマを演じられるようになりたいな。






読んでいただいてありがとうございます☆