君の青空、僕の太陽 41 終 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


《初めていらした方へ》
いらっしゃいませ~byニノちゃん風

・大宮のBL的妄想デス(・∀・)
・この妄想は、大宮デキてる設定、嵐さん達も知っているという設定で展開しております♪( ´▽`)
・1はこちら☆ご興味わかれたら覗いてみてくださいませ♡







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Side O






翌朝、空は青く澄み渡り、明るい太陽が燦々と輝いていた。


局に向かう前に、ニノと一緒に事務所に寄って事の顛末を聞いた。


リリティの件は、事務所が手を尽くしてくれて、奴の事務所も交えて話した結果、表沙汰にならずに片がついたらしい。事務所が俺たちのデータを買い取る形を取り、リリティは奴の事務所側がタレントをやめさせることになった。東京以外に拠点のある系列会社の別の仕事を担当させることになったらしい。

俺たちは感謝を述べて事務所を後にした。ニノはこっちがかわいそうに思うくらい何度も詫びと感謝を繰り返していた。

局に向かう車の中で、そっと手をつなぐ。ニノが目を合わせてきた。俺が微笑んでぎゅっと手を握ると、ニノも照れたように微笑んだ。






ニノと楽屋入りすると、3人がぱっとこっちを見た。


「ニノ、大丈夫?」


翔くんが心配そうな顔で近寄ってきた。


「うん…いろいろ、ありがと。ゴメン、心配かけて」


ニノは少し照れくさそうに笑った。


「身体はなんともないんだよね?」


松潤が声をかけると、ニノは頷く。

相葉ちゃんが俺の方を向いて笑いながら言った。


「リーダー、これからちゃんとニノのこと守ってやんなよ」


俺はにんまり笑って言った。


「大丈夫」


「へっ?何が?」


相葉ちゃんが目を丸くして俺を見ている。俺はニノが持っていたスマホを「貸して」って言って渡してもらうと、待ち受け画面の写真を見せた。


「あっ、これ…リーダーじゃん」


そこには俺の笑顔が映っている。ニノが「もー…」って言いながら、手を目に持っていって俯いた。


「へー、智くんの写真、待ち受けにしたの、ニノ」


「いや…なんか話し合いの結果こんなことに…」


俺はふふっと笑う。

朝、ニノにスマホの待ち受けを見せてもらった。さすがにもう奴の写真なんかじゃなかったけど、お願いして俺の写真にしてもらった。

ニノは渋っていたけれど、最後は「期間限定ね」って折れた。


ふふ、虫 よ け。


て、いうか、おいらの写真をちゃんとスマホに保存しているニノが可愛いんだけど…


「これさ、なおさらバレんじゃん?」


松潤があきれたような声を出した。


「だよね…俺もそう言ったんだけど…一応ネタという設定で行くから…」


ニノが耳をピンク色に染めて、ごにょごにょ言い訳した。


「後はね、日々さりげなくくっついて行こうと思って」


「は?」


俺がにこにこ笑いながら宣言すると松潤が驚いた声を出した。


「隠すから狙われんのかなって。ちょくちょくさりげなくくっついとこうって思って」


俺はそう言うとニノを後ろから抱きしめる。


「わ、大野さん…」


「それ、全然さりげなくないけど…ふふっ…いーんじゃないっ?それが普通だ、ってなればいいんだよね?」


相葉ちゃんが笑いながら俺たちを見た。


そのとき、ドアがノックされた。

ニノは慌てて身をよじったけれど、俺が抱きしめる腕に力を込めたらニノは大人しくなった。


ドアが開く。


「おはようございます!今度前説担当することになりました、ミカエルと申しますー‼︎」


明るい声の男の人が扉から顔をのぞかせて、挨拶をした。


「あ、新しい方になったんだ。はやっ…よろしくお願いしまぁす」


相葉ちゃんが言うと、皆口々によろしくお願いします、と言った。

俺は気になることが一つあったから、ニノを抱きしめたまま、その赤くなった耳越しにミカエルとやらに口を開く。


「あの…すいません。一つ聞いていいですか?」


みんなが何を言いだすんだ?って顔をしてこっちを見た。


「こんなこと、初対面の方に聞くのアレですけど…どっちもイケる人…ではないですよね?」


言い終わるや否や、四人が一斉に俺の口を塞ごうとしながら


「大野さんっ!」「「リーダー‼︎」」「智くんっ!」


って焦った声を出した。