英語で「BONES」|3x07:「タイムカプセルの少年」 | ひねもす のたり のたりかな vol.2

ひねもす のたり のたりかな vol.2

海外ドラマと、2cellosが大好きなにぼしです。


これはもう、すばらしいエピp(O*´∀`*O)p.。ラストのBBモーメントが秀逸です。




恥ということについて考えさせられるし、


それについて過去の苦い思い出を語るブースに、


人としての深みや幅(体じゃないよっ)を感じさせてくれる。




スマーフェットを渡すところはもうメロメロだよ( 〃´艸`〃)


 


一方この告白に対するボーンズの態度は、

ん~ちょっとドライすぎない?っていうか、

彼女らしいし、もちろんブースの意図するところは汲み取ってるんだけど、

ここは二人のヒューマン・スキルにやはり大きな差があるな、と感じました。


今回は最後のシーンに注力したので、
事件はほんのさわり程度で (@ ̄∀ ̄@)ヒヒヒ


 


Episode3x07 - "The Boy in the Time Capsule"
Written by: Janet Lin / Directed by: Chad Lowe


 




フットヒル高校で開けられたタイムカプセルの中から、ドロドロに溶けた人体と人骨が出てきた。ジェファソニアンの鑑定の結果、被害者は20年前の卒業生ロジャー・ディロンであることが分かる。BBコンビがロジャーの父親の元を訪れる。


 




(Cut to: The Dillon Family House.)
307-1 




BOOTH: Found him at the high school. He's been in a time capsule for 20 years. Any idea why he needed the money?
 〔高校で彼を見つけました。20年間高校のタイムカプセルの中に入ってたんです。彼はなぜ大金を必要としたのですか?〕


 
 


MR. DILLON: Wouldn't say. Guess it was so he could run away. You should talk to Gil. He was Roger's best friend.
 〔彼は理由を言わなかった。多分、家出のためかと思ってた。知ってるとしたらギルだ。息子の親友だった〕


 




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タイムカプセルの中を一つ一つ確認するスクインツ。

 


(Cut to: Medico Legal Lab )
307-2 


 



ANGELA: I was all about Barbie.
 〔私はバービーに夢中だった〕


 


 ・all about:~がすべてで


 


HODGINS: She was my first anatomy lesson - was confused for years.
 〔バービーで俺は人体構造を学んだよ。何年か混乱したな〕


 ↑ バービーでどうやって学んだんでしょう???




CAM: What about Ken? I felt so sorry for him.
 〔ケンはどうなの?彼が気の毒だわ〕


 


 ↑ ケンてのはバービーのBFね。


 私はあまりお人形遊びしなかたけど、このエピはいろいろ懐かしいものの名前がたくさん出てきます。


 


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車の中でハイスクールの頃の思い出を語るボーンズ。ブースに失笑され機嫌を損ねる。
 


(Cut to Booth's Car.)
307-3 


 


BOOTH: I'm not laughing. I'm not. What?
 〔笑ってないよ、笑ってないって〕

 


BRENNAN: You know, Angela was right. You were one of “those guys”.
 〔アンジェラの行った通り、あなたは勝ち組だものね〕


 


これこれ!


このエピで何度もでてくる“those guys”、あるいは冒頭では“that guy”


このドラマではいわゆる「勝ち組」として訳されてるんだけど

なんでこれがそうなるんでしょう??

 


「あの男」と特定の人物を指すことで、

当時人気のあった男子を意味する言葉になるのかな。




まあブースは確かに勝ち組だったでしょうね。

ハンサムで背も高くて、スポーツができて、さぞ楽しいハイスクール・ライフだったでしょう(^^;



一方スクインツはオタクだし、けっして朗らかとはいえない人たちばかり、

セリフのはしばしに出てたけど、あまり高校にいい思い出はなさそうです。


 


ちなみにここで紹介された「ブレイニー・スマーフ」はこんなの 


  http://smurfs.wikia.com/wiki/Brainy_Smurf


 


ボーンズが欲しかった「スマーフェット」 


  http://smurfs.wikia.com/wiki/Smurfette


 

 


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スイーツのカウンセリングにより、ブースも高校の頃の恥ずかしい思い出話をすることになった。だがボーンズの機嫌は直らない。

 


(Cut to: FBI) 
307-4
 


全裸で校庭走ったんだぜ~~って、私にも自慢話にしか聞こえんわ(" ̄д ̄)けっ!


 


BOOTH: Well, I suppose she heard I was under the bleachers with another girl the week before...
 〔多分、俺がその前の週に別な女の子と観覧席の下にいたってのを聞いたからだと思うんだ〕




 ・bleachers:屋外の特別観覧席




 このセリフ、吹き替えでは「その2週間前に」って言ってたんだけど、そうなの?


 「the week before」は、その前の週かなと思うんだけど…


 


BRENNAN: Okay, this is a story about sexual prowess, Booth. You're bragging.
 〔結局モテたって武勇伝ね。自慢してるのよ〕

 


 ・prowess:武勇,勇敢,剛勇




 ・bragging:得意げな話


 


BOOTH: I had to run across the campus buck naked.
 〔全裸で校庭を横切ったんだぞ〕


 ・buck naked:オールヌード




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ロジャーが好きだった同級生のジャネルが、ロジャーの子を産んでいたことが分かる。


(Cut to: FBI Headquarters - Conference Room.) 

307-5

 


TERRY: Why didn't you tell me?
 〔なぜ私に話してくれなかった〕


 


JANELLE: When I told you I was pregnant, you were so happy. That's when I knew that you loved me. That you weren't "that guy." That we could have a great life together and we did.
 〔私が妊娠したって言った時、あなたとても喜んでいた。その時分かったの、あなたに愛されてるってことが。あなたは勝ち組じゃないけど、私たち一緒に素敵な人生を送れるって。そして実際そうだったわ〕




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事件は解決し、ダイナーで食事を取るBBコンビ。ブースがハイスクールの頃の思い出を語る。

 


(Cut to: Royal Diner.)
307-6 




きたよきたよヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノこのシーンだよ!!!!


 

BOOTH: You're not listening. He was one of those real superior types, always talking out of a thesaurus, and one day he came up to me and a bunch of my buddies and he called us a bunch of Philistines. You know what that means, right?
 〔聞けって、キニーはいわゆる秀才タイプで、いつも小難しいことを言っていた。ある日俺が仲間といるところにやってきて俺たちをペリシテ人の群れと呼んだんだ。意味わかるか?〕

 


 ・superior types:秀才タイプ



 ・thesaurus:類語辞典; 用語辞典 ←多分意訳で「小難しい事」の意味かな?


 ・bunch:束、房、群れ



 ・Philistines:ペリシテ人


 


BRENNAN: Yeah. A Philistine is a smug, ignorant person who is antagonistic toward higher thought and intelligence.
 〔ええ分かるわ。高尚な思考や知性を持ち合わせてない、自惚れやのことでしょ〕

 ・smug:独りよがりの

 

 ・antagonistic(to):(…に)反対して,対立して,(…と)相容れなくて


 


BOOTH: Yeah, well, I didn't know what that meant till I looked it up. I told Kinney, "Look, I'm not Philistine. I'm Catholic."
 〔俺は後で調べるまで知らなかった。キニーにこう答えたんだ。「違う、ペリシテ人じゃない、カトリックだ」って〕



 ・look up:(辞書などで)〈単語などを〉調べる


 



BRENNAN: That's pretty close to humiliation.
 〔確かにまぁ恥ずかしい話って言えるわね〕


 


BOOTH: No, that's embarrassing, that's not the humiliating part.
 〔いやこれは恥じじゃない。この部分じゃないんだ〕


 


BRENNAN: Oh.
 〔あら?〕

 


BOOTH: My buddy picked Kinney up and dangled him over the stairway. You know, he begged and cried, and everyone laughed.
 〔仲間が、キニーを捕まえて階段の上からぶら下げた。やつは許してくれと泣いたがみんな笑った〕




 ・dangle over:ぶらぶらさせる


 


BRENNAN: How is this about you?
 〔それであなたはどうしたの?〕


 


BOOTH: I laughed.
 〔俺も笑った〕


 


BRENNAN: I don't understand.
 〔だから何?〕


 


BOOTH: I could've stopped it. I could've stepped in and helped the kid out. Instead I-I didn't. Chose my side, and it was the wrong side.
 〔俺は止める事ができた。止めてヤツを助けられたのに俺はそうしなかった。俺は自分で間違った側につくことを選んだんだ〕


 


 


ブースはボーンズに、ブレイニー・スマーフを渡す。

307-7 

 


BOOTH: Aha! So I did impress you.
 〔さては俺の話に感動したな?〕


 感動しますたっ!もう全米が泣いた!!!・°・(ノД`)・°・

 


BRENNAN: That's what impressive means, dummy. You're such a Philistine.
 〔だからそう言ってるのよ。やっぱりペリシテ人ね〕


 


BOOTH: I'll tell you what. You can hold on to this, and it will remind you how far I've come.
 〔これは君が持っていてくれ。俺がどんなに成長したか思い出せる〕


 




 ここは素敵なセリフ!




 「how far I've come」で、どれだけ自分が成長したかってニュアンスになるのね。


 




このシーンはいろいろ考えさせられたわ。


例えば、無知であることが私は自分に耐えられないんだけど、


それだけだったら別に自分が恥じをかいて済むわけ。




でもブースの告白にあるような「無知の驕り」ってのはもう壊滅的で、

自分だけじゃない、人も傷つけるんだよね。




最初はコミカルに「恥ずかしい話」ならぬ武勇伝を語っていたブースが、

事件解決後、本当に己が恥じている過去を語る。




ここの演出にもググッときたし、ブースって素敵だなと改めて思います。






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