『僕にも、
みんなと同じように明日はやってきます。
今日の幸せが、
明日の幸せにつながっていることを信じ、今笑顔でいるのが
大切なことなのです。』
その昔、1時間以上もどーにもならん事でパニックで泣き叫ぶ息子にキレてしまい、私自身の感情のコントロールが出来ず、
ひっくり返っている所を蹴ってさらに泣かせた事が度々…。
あの時の息子の表情は今でも忘れていないし、忘れてはいけない!
この文章を読んで改めて思い出した。
自分への戒めの言葉になっている。
東田直樹さんの本。
『跳びはねる思考会話のできない僕が考えていること。』
友だちが貸してくれました。
ご存知の方も多いと思いますが、
彼は重度の自閉症。
口からのコミュニケーションとしての会話は出来ませんが、
文章を介して、誰かの質問に答えたり考えを伝えることができます。
彼はこの本の【僕と自閉症】で
『困っているのは本当の自分を知ってもらえないこと』『啓発活動への考え』などで
自閉症を理解してもらう事は難しいけれど、知ってもらうと、自分を見る目があたたかくなるから生きやすくなると書いています。
ただ、
この本に書いてあることが、全て自閉症の子どもに当てはまるわけではありません。
現に、読んでいて、
この感覚は、うちの長男と違うなぁ!!
と思うことも度々。
ですが、
自分達が、当たり前に感じている感覚と違った感じ方をしている人がいる。ということを知るには、とてもとてもとても、素晴らしい本です。
そして、【雨】や【涙】【絆】など、ポエム調な語りなので、すごく読みやすい。
以前読んだ本→風になる
ビッグイシューの企画→