フランスの花と暮らし | パリで花仕事

パリで花仕事

「ブーケレッスン」♪「恋」?「食」!に生きるフラワーデザイナー斎藤由美のご陽気Parisブログ

6月に花と暮らすパリを綴った書籍が

発売される予定です

 

今年の春と花生活は

ちょっと時間が経ってしまったけれど

ブログに記しておこうと思います

 

3月末、いきなり夏のような暑さがやってきて

フォースィシア(レンギョウ)

スリジエ(桜)

スランガ(サツキバイまたはバイカウツギ)

リラ(ライラック)などが

一気に開花を始めました

 

と思ったら、花冷え

 

コートが手放せない日が続いたものの

おかげで長い期間

お花見を楽しめています

 

去年は誰も外を歩いていないほど

厳格なコンフィヌモン(外出規制)中だったので

お花見などという状況ではなく

 

その分、今年の花々には

心を動かされます

 

5月3日まで、住まいから10km以上の
移動は制限されていますが
 
ノエルに次いで
キリスト教徒が大切にしているらしい
パック(復活祭、イースター)の週末に限っては
離れて暮らす家族を訪ねることが許容されたので
 
(取り締まりがないのをいいことに
旅行に行く人や
田舎の家に移動する人が続出だったとか
さすがフランス人・・・ニヤニヤ
 
フランスの実家と呼んでいる
ベルちゃんの家におよばれしました
 
久々に訪れた郊外のマルシェでは春の味覚
ピソンリ(タンポポ)が並んでいましたよ
 
カリッと焼いたベーコンや
ポーチドエッグ、クルトンとともに
サラダにして食べます
 

ベルちゃんちの庭から集めた花で

サッとプチブーケを束ねて食卓へ

 

こんなとき、ブーケを作るスキルがあって

よかったなって思います

 

いつもいってる通り

牡蠣むき同様、なくても生きていけるけど

あったら人生がグンと楽しくなるスキルウインク

 

パックのごちそうのアントレ(前菜)といえば

白アスパラガスに決まってます

 

ベルちゃんのソースは

生クリームに塩こしょう、レモン汁を混ぜたもの

 

シブレットを散らします

 

メインに移る前に

ガランティーヌを

 

フォアグラなどが一般的でなかったころは

この家禽類のパテがごちそうだったんですって

 

ベルちゃんの長男で

画家のジョンベルナールから贈られた

ムルソーのヴィンテージワインと一緒に

 

このブルゴーニュの白ワイン

めちゃめちゃおいしかった〜

 

そしてメインは仔羊と決まっているんですね〜
 
今回はあばら肉を暖炉でグリルではなく
もも肉のオーブン焼き
 
定番の付け合わせ、フラジョレ(インゲン豆)に
新ジャガ、サラダを添えて
 
赤ワインもいいのを出してくれたんだけど
ムルソーが印象的で忘れちゃったてへぺろ
 

フロマージュの盛り合わせ

 

手前のブルビ(羊)は

くせがなくて食べやすく、旨味があって

 

右隣のコンテもおいしかった〜

 

初ものの苺を始め

何種類ものフルーツと

 

ジョンベルナールが買ってきてくれた

ケーキもごちそうになり

(めずらしく?グッジョブグッ

 

春爛漫

 

芽吹きが最高に美しい森へ散歩に

 

この子たちも元気でした

 

ヤドリギ

 

ポプラのすくっとした姿、いいですよね

 

養蜂小屋もあります

 

考えたらこの時期は

日本の桜を見に帰っていることが多いので

こんなに満喫したのは久々です

 

しあわせな休日をありがとう

 

 

都のパリ ルグレージュさんの

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