前回の続きー(^.^)

中野量太監督×かのんさんトークライブ
本当によかったよー!!

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かのんさんの引き出し力が凄くて
監督にぐいぐい切り込むんだけど

かのんさんのあの愛嬌で和やかになる。


映画の題材的に死の話が多いんだけど
笑いもずっとたえないの。

深いところの話をしてるんだけど
難しくなりすぎないの。

あたたかくて、爽やか。


あぁ、そっか。
かのんさんそのものだね。

会場って
主役そのものの空気感になるんだね。



中野監督の人生や生い立ちや
生死に関する考え方とか

自主制作と商業映画の
戦略的な部分だったり

『想い』の部分だったり

いろんな大事な話が聞けました。


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でね。

映画『湯が沸くほどの熱い愛』
絶対見た方がいいです。


かのんさんが出てたからとか
トークライブ聴いたからとか

現時点でひいき目なくおすすめ。


映画のオフィシャルサイトに
「死にゆく母と…」と
ラストを書いちゃってるのは

ラストを知った上で観ても
それ以外の部分で感じる部分が
随所にあるからだと思う。

これでもか!
ってくらい泣かされます。


あーーー。
書きたいことたくさんあるけど
書いたらネタバレになりそうなので
ストーリーに関することはやめておこ。

とにかく、観たほうがいいから。



トークライブで聴いて
驚いたのだけど

中野監督は、
昔から監督になりたかったわけでも
映画少年だったわけでもないそうです。

「映画監督になる」と言ったら
まわりの人に「何でお前が?」と
不思議がられたくらい所縁がない。

でも表現をしたかったので
その最高峰は映画だと思って
それから映画に着手。


でも、当時はそういうつもりだったけど
今思うと「逃げだった」と仰る。

単にサラリーマンになりたくない
という気持ちを正当化させるために。


この作品中でも
「逃げるな」という言葉がよく出ます。

人生、逃げちゃいけない局面は
たくさんあります。


そういうときは、
自分と向き合える機会だから
向き合っておいたほうがいい。

そこで逃げると、
後でもっと複雑な形をしてやってきたりする。


でも監督は、
逃げたことで今の人生がある。


おもしろいものだな
と思いました。

だから、
逃げちゃダメだし
逃げてもいい。



生きていくということは
死んでいくということ。

死という目標を前にすると
人生のほとんどのことは
たわいもないこと。


だから
逃げちゃダメだし
逃げてもいい。


どちらにしても
人生は豊かになるんだなー

すべてのことが
人生を豊かにすることでしかないんだなー
って思いました。



監督が作品中で
こういうことを表現してる
というわけではないので

失礼に値しないといいなー
と思いつつも

私はこのトークライブで
そう感じました。


今の私に必要なメッセージが
きっとここにあるんだと思います(^.^)



そしてそしてここで
タイミングよくこの作品が

日本で唯一の新人監督賞の
新藤兼人賞』で金賞を受賞とのこと!

おめでとうございますダルマ




ホント。
絶対に観てね♡

もっともっと
観られるべき作品だから。

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