七星ぐみ「アイの世界50年後」 | SSのブログ

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みゆちぃ「明日は車椅子に乗って皆でピクニックだよ」

ぐみてゃん「楽しみだな」

みゆちぃ「明日は早いから寝た方が良いよ」

ぐみてゃん「うん、そうするね」

ぐみてゃん「お休みなさい」

ぐみてゃん「zzz」

マーマン「ただいま」

みさこ「お帰り」

マーマン「寝たんだな」

みゆちぃ「たった今ね」

マーマン「そうか」

汐りん「何買って来たまるか?」

マーマン「牛乳だよ」

ゆずポン「マーマン、明日は楽しもうね」

マーマン「おう」

翌日

ぐみてゃん「おはよう、マーマン」

マーマン「気分はどうだ?」

ぐみてゃん「楽しい気分だよ」

マーマン「そりゃ良かったな」

ぐみてゃん「今日はどこに行くの?」

マーマン「海の見える公園」

ぐみてゃん「大きな岩がある所?」

マーマン「おう」

ぐみてゃん「思い出の場所だね」

マーマン「だな」

公園

ぐみてゃん「暖かくて気持ちいいね」

みさこ「晴れて良かったよ」

ゆずポン「昔だったら走り回ってるよ」

汐りん「試しに走ってみるまるか?」

みゆちぃ「怪我するよ」

大桃子「確かに」

みさこ「何か昔の事だけど、世界を救ったなんて嘘みたいだね」

ぐみてゃん「あの後、実は怖かった」

汐りん「何でまるか?」

ぐみてゃん「世界を救ったけど、同時に滅ぼせる力も持った」

ゆずポン「そうだね」

ぐみてゃん「危険に思っていつか私達を殺しに来る人間が居るんじゃないかって」

ぐみてゃん「でも、みんな私達に普通に接してくれた」

みゆちぃ「うん、良い人達に恵まれたよね」

大桃子「魔物達とも仲良くしてくれた」

ぐみてゃん「これからもずっと平和な世界でありますように」

大桃子「全くその通りだね」

マーマン「飯にしようぜ」

ごうくん「準備出来ました」

アザラシ「食べよう汐ちゃん」

マーマン「ほらっ、ぐみ」

ぐみてゃん「ありがとう、マーマン」

食後

ゆずポン「お腹いっぱいだね」

みさこ「マーマン、料理上手くなったね」

マーマン「あたりめぇだろ」

みゆちぃ「ぐみへの愛が最高の調味料なんだぜ?」

みゆちぃ「とか思ってる?」

マーマン「思ってねぇよ!」

ぐみてゃん「こんな、お婆ちゃんに嬉しいな」

マーマン「お、おう」

ぐみてゃん「マーマン、あの岩に登りたいんだ」

みさこ「危ないよ」

ぐみてゃん「大丈夫、マーマンが居るから」

マーマン「わかった」

ぐみてゃん「少し二人で居させてね」

大桃子「でも…」

ゆずポン「ももちゃん」

大桃子「わかった」

岩の上

ぐみてゃん「いい景色だね」

マーマン「おう」

ぐみてゃん「二人でここでお弁当食べたね」

マーマン「そうだったな」

ぐみてゃん「マーマン、聞いて欲しい事があるんだ」

マーマン「何だよ?」

ぐみてゃん「私はもう長くないんだ」

マーマン「そんな話なら聞きたくねぇよ」

ぐみてゃん「聞いてマーマン」

マーマン「聞きたくねぇって言ってんだろうがよ!」

ぐみてゃん「聞きなさい!」

マーマン「…」

ぐみてゃん「私、死んだら絶対に生まれ変わって再びマーマンの前に現れるから」

マーマン「…」

ぐみてゃん「だからね、私が死んでも悲しまないで絶対約束するから」

マーマン「絶対だからな…」

ぐみてゃん「うん、絶対絶対だよ」

マーマン「わかった…」

翌日

マーマン「朝飯作らないとな」

マーマン「ぐみの様子を見て来るかな」

マーマン「昨日は縁起でもねぇ話しやがって全くよ」

マーマン「ぐみ、朝だぜ」

ぐみてゃん「…」

マーマン「起きろって」

ぐみてゃん「はぁはぁ…」

マーマン「お、おい」

マーマン「ぐみ?ぐみ?」

ぐみてゃん「…」

マーマン「い、医者呼ばねぇと!」



医者「こ、これはもう覚悟して下さい」

マーマン「何の覚悟だよ?言ってみろよ!」

みゆちぃ「マーマン、やめなさい!」

マーマン「わ、悪かったな」

ゆずポン「ぐみ?みんな揃ってるよ?見える?」

ぐみてゃん「み、みんな…ありがとう…」

みさこ「大丈夫だからね怖くないよ」

大桃子「ぐみ、やだよ…」

ごうくん「ぐみさん、しっかり」

にゅー「大丈夫、治りますから」

アザラシ「汐ちゃんが来たよ」

汐りん「ベホマ」

ぐみてゃん「…」

汐りん「も、もう…」

ぐみてゃん「み、みんなと出会えて幸せだった…」

ぐみてゃん「マーマン…マーマンはどこ?」

マーマン「ぐみ…」

ぐみてゃん「あの岩の上で待って…て…」

ぐみてゃん「か、必ず生まれ…変わっ…たら…現れる…か…ら…」

マーマン「わかった」

ぐみてゃん「や、やく…そ…く……するか…ら…」

ぐみてゃん「あ……り………が……とう……」

ぐみてゃん「」

医者「残念ですが、ご臨終です…」

みさこ「そんな…」

大桃子「やだよ…生き返ってお願い…」

ゆずポン「ぐみちゃん…」

みゆちぃ「良く頑張ったね…」

マーマン「…」

汐りん「マーマン、今ザオリクをしたらぐみは生き返るなの」

汐りん「貴方に3分あげるなのから決めて欲しいなの」

汐りん「どうするまるか?」

マーマン「そんなの、考えるまでもねぇよ」

マーマン「このままで良いよ」

大桃子「何でよ!」

マーマン「もう、十分頑張ったじゃねぇかよ!」

マーマン「痛いも苦しいも辛いも言わずによ…」

マーマン「もう、楽にしてやってくれよ」

マーマン「頼むよ…」

汐りん「わかったなの」




火葬後

みゆちぃ「ぐみ、灰になっちゃったね」

マーマン「…」

みゆちぃ「これからどうするの?」

マーマン「ぐみを待つ」

みゆちぃ「そっか」

マーマン「悪いけど、一人にしてくれ」

みゆちぃ「わかったよ」


マーマン「馬鹿ぐみ…」

マーマン「何で何で死ぬんだよ……」

マーマン「馬鹿野郎……」

マーマン「ッッッ!」


みゆちぃ「マーマン…」

翌日

アザラシ「マーマン、幾ら何でも昨日の今日だよ?」

マーマン「わかんねぇだろうが」

にゅー「そうだけど…」

ごうくん「そっとしとこうよ」

マーマン「…」



マーマン「…」

ごうくん「経口補水液に冷えピタ?そんなに沢山持って何するの?」

マーマン「ぐみが暑さで熱中症になったら大変だからな」

にゅー「そっか、優しいね」

アザラシ「行ってらっしゃい」

マーマン「おう」



アザラシ「お弁当沢山だね」

マーマン「あいつは美味い物が大好きだからな」

にゅー「きっと喜ぶよ」

ごうくん「マーマンの料理は絶品だからね」



ごうくん「カイロにマフラーにコートに手袋、買ったの?」

マーマン「寒いからな、ぐみが風邪ひかないようにしないとな」

アザラシ「そっか、暖かそうだね」

にゅー「うん、とっても暖かそう」

マーマンは雨の日も風の日も雪の日も台風の日も1日も休まず岩の上でぐみちゃんを待ち続けました

そして、10年の月日が流れました


アザラシ「マーマン、今日も行くの?」

マーマン「あたりめぇだろ」

にゅー「あれから10年か」

ごうくん「早いね」

マーマン「行って来る」

岩の上

マーマン「…」

アザラシ「凄いねマーマンは」

にゅー「でも、限界も近いかも…」

マーマン「ぐみは嘘吐きだ」

ごうくん「えっ?」

マーマン「必ず来るって何年待たせんだよ」

アザラシ「マーマン…」

マーマン「ぐみだけじゃねぇよ」

マーマン「みさこもみゆも汐も桃子にゆずもみんなみんな嘘吐きだ…」

にゅー「…」

マーマン「馬鹿野郎…馬鹿野郎ー!!!」

あー魔物さんが居るよ!

マーマン「誰だ!」

ピンクの少女「本当だ、魔物さんだ」

マーマン「…」

緑の少女「魔物さん、泣いてるの?」

赤の少女「泣かないでなのよ魔物さん」

黄色の少女「ほらっ、ハンカチあげるから」

青の少女「拭いてあげるね」

マーマン「…」

水色で金髪の少女「何で泣いてるの?」

マーマン「てめぇらには関係ねぇから行けよガキ!」

水色で金髪の少女「えぃっ」ぽかっ

マーマン「いてぇだろうが!」

水色で金髪の少女「そんな言い方したら駄目なんだよ」

マーマン「お、お前…」

水色で金髪の少女「何?」

マーマン「名前は何て言うんだ?」

水色で金髪の少女「名前?まだないよ」

水色で金髪の少女「神様が一番最初に出会う魔物に声をかけなさいって言ったんだよ」

マーマン「…」

水色で金髪の少女「あなたの名前は?」

マーマン「マーマン」

水色で金髪の少女「マーマン…どこか懐かしい名前だよ」

マーマン「よしっ!」

マーマン「お前は今日から鈴姫みさこだ!」

みさこ「鈴姫みさこ可愛い名前」

マーマン「お前は望月みゆだ!」

みゆちぃ「おー」

マーマン「お前は天照大桃子!」

大桃子「強そうな名前…」

マーマン「お前は恋汐りんご!」

汐りん「可愛い名前なのなー」

マーマン「お前は甘夏ゆずだ!」

ゆずポン「いい名前だ」

マーマン「そして、お前は」

マーマン「七星ぐみだ!」

ぐみてゃん「綺麗な名前だね」

マーマン「今日から俺がお前らを育てる!立派な嫁にしてやる」

マーマン「明日からバリバリ働く!」

みさこ「おー凄い!」

マーマン「そして、今日は特別にお前らと遊んでやる!」

ぐみてゃん「わーい」

マーマン「背中に乗れ、海の散歩だ!」

みさこ「みんな、行こう!」

マーマン「しっかり捕まれよ」

マーマン「行くぜ!」

ぐみてゃん「マーマン行けー」

マーマン「おう!」

マーマンの一途な愛が奇跡を起こし

マーマンとぐみちゃんは再び幸せに暮らしました。

また、ずっと一緒だよマーマン

おしまい