帝王切開と経膣分娩による、産後の骨盤のゆがみの差 | NPB〜全国骨盤美人化プロジェクト〜 -産前産後の骨盤アドバイザー講座-

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「帝王切開のほうが、産後の体型が崩れにくいって本当ですか?」


「帝王切開だったから、
骨盤は開かないですよね!?」

とか。


逆に、

「帝王切開っておなか開いちゃうから、
骨盤は余計に広がりますか?」とか。


「帝王切開と、経膣分娩で
骨盤のゆがみや開きに差はありますか?」

など。

聞かれることが多いです。





ずばっと一言、お答えしますと。


「経膣分娩であろうと、帝王切開であろうと、

骨盤は開くし、骨盤を支えている筋肉やじん帯には、
同じくらいの負荷がかかっています。

その差はほぼない、か、あるいは若干程度」




です。


そう、
差はほとんど無いですよね~。



骨盤の開きやゆがみ、負荷は、
出産の最中だけに生じるわけではないのです。




妊娠中から起こります。
妊娠中にはカラダ全体をゆるめるホルモンが出ますので。



妊娠したら、妊娠していない時期より、
骨盤はゆがみやすくなります。







骨盤はお尻の筋肉と太ももの筋肉、
それから、骨盤底筋で支えています。



妊娠中の大きくなる子宮を
骨盤&骨盤を支えているお尻・太もも、骨盤底筋の筋肉で支えます。



帝王切開の方も経膣分娩の方も、(多くの方は臨月までの9ヶ月間)
どんどんと大きくなる子宮を支える、という点はまったく同じ。




妊娠中に、骨盤やそれを支える筋肉に加わる負担は、
帝王切開であっても経膣分娩であっても同じ。


だからね、
産後の体型の変化は、どちらも同じなんです。


帝王切開だから、体型が崩れないとか
経膣分娩(普通分娩)だから、体型が崩れやすいとかはなくて。


違うのは、ただ、出産の方法、手段が違う、というだけ。



産後の骨盤や、体型の変化には、
出産方法の差はほとんどありません。





(※同じように、帝王切開の出産方法による
、母乳が出にくい、という影響はないです。

ただし、帝王切開だと、産後すぐに直母で母乳をあげることが
難しいことが多く、

その点で、母乳の出に若干関わってくるところではあります。

帝王切開でも、すぐに直母を始めれば
母乳の出は、経膣分娩と変わりません。


母乳に関しては、体質や家系の問題も大きいですからね~^^;)




カラダをゆるめるホルモンは
出産時に一番多量に分泌されます。



ですので、経膣分娩の方は
出産中はとってもカラダがゆるゆる。



帝王切開の方は骨盤・膣をくぐって
あかちゃんを出産するわけではないですが、


カラダは「出産だ~!」

と反応しますので、帝王切開であっても、
ホルモンは分泌されます。





ただし、実際に骨盤・膣をあかちゃんが、
くぐる、くぐらない点では、


経膣分娩の方と骨盤底筋の負荷という点で、
少し差はでるかもしれません。



ですが、最初にも書きましたとおり、その差は若干、です。



経膣分娩(いわゆる、普通分娩)でも、帝王切開でも
からだや骨盤に加わるダメージは、ほぼ同じなんです^^



だから、産後の体型のお悩みも
帝王切開だから、体型が崩れないわけでもなく、

経膣分娩だから、体型が崩れやすいわけでもないのです^^