第九話「シンプルイズベスト」
久し振りにレトルトカレーを研究しようと思い三種類購入。
「神戸ゲイロードのビーフカレー」
「スリランカ風キーマカレー」
「デミグラスチーズカレー」
今日食べたのは「神戸ゲイロードのビーフカレー」。
裏パッケージに「化学調味料、ブイヨン、エキス類、砂糖、着色料、小麦粉は加えておりません。」と書いてあるのですが、見てみると確かに表示されている原材料の種類がやたら少ないんですよ。
レトルトでこれは驚きです。
そして肝心の味に関しても、スパイスの香りと素材の味が生きていて、とてもレトルトとは思えないクオリティです。
インドカレー屋でこれが出てきてもおかしくないと思いますね。
本当にシンプルで美味しいカレー。
こういった潔さは見習いたいものです。
なんでもかんでも入れて味をプラスしていくカレーより、シンプルにひとつひとつの素材の旨味を追求したカレーの方が最終的にはおいしいと思いますし、なによりも飽きないですからね。
勉強になりました。
第八話「新宿中村屋」
今日はちょっとした用事があったので、新宿に行ってきました。
去年までは西新宿のとあるカレー屋に勤務して弁当の配達なんかもしていたので、この辺は毎日のように来ていたのですが、現在の相模原に引越してからは随分久し振りです。
せっかくなのでカレーを食べていこうと思い、「新宿中村屋」の2階「ルパ」へ。
今まで100軒ぐらいカレー屋を食べ歩きましたが、最初の頃に何度か行ったお店です。
特に大好きなカレーってわけではないのですが、原点回帰という意味で今回訪問しました。
オーダーはもちろん「インドカリー(\1470)」。
↑※写真を撮り忘れて全部食べてしまったので帰りにサンプルの写真を撮りました(笑)
インドカリーという割にはフレッシュなスパイス感はあまり無く、カレー粉が主張している味、というのが食べた感想です。
実際ホールスパイスもクミンがほんの僅か入っているだけでした...。
でも、その強すぎないスパイス感と、ヨーグルトとバターをたっぷり使用した口当たりの良さが多くの人に支持されているのでしょう。
そんなに特徴は無いけど、食べやすく食べ飽きない味。
やはりそういった万人受けする要素も必要なんですよね。
商売ですからね。
非常に悩ましいところです...。
勉強になりました。
第七話「カレーソース試作」
ポカラのカレーを食べたことで得たヒントを活かすべく、昨日は帰宅後すぐにカレー作りを開始しました。
今回は、もうちょっとスパイスをやさしくするのをテーマにしました。
前回のカレーはパウダースパイスが多いことによる苦味と臭みが気になったので、今回は思い切って減らしてみましたが、これは大成功でした。
市販のカレーパウダーなどと違って、自分でホールスパイスを挽いてパウダーにしたものは香りが強烈なので少し入れ過ぎるとキツくなってしまいます。
その代わり、ホールスパイスは増やしました。
最後の仕上げに、バターでテンパリングしたクミンとフェネグリークを投入!
とても良い香りが加わって作業中も幸せ気分だったのですが、フェネグリークは取り除いたほうが良かったかなという感じです。
フェネグリークは香りはサイコーなのですが、噛むとかなり苦いです。
カレーは最終的には良い感じに仕上がりましたが、もう少し微調整が必要だと思いました。
なにより味を安定させることが大事ですから。
これは一生続くテーマですよね。
第五話「YASSの基本的なカレーソース作り」
今日はカレーソースの試作です。
基本的には完成しているので微調整という感じです。
まずは玉ねぎなどの野菜をあめ色になるまでじっくり炒めます。
↑こんな感じに仕上げます。
次はホールスパイスを乾煎りして香りを出した後にミルで荒く挽きます。
このブレンドに関しては試行錯誤しましたが、ここ最近は落ち着いています。
あとは季節に合わせて多少いじったりします。
スープは数日前に作って冷凍しておいた物を使用しました。
ゲンコツ、トリガラ、魚介、野菜を数時間煮込んだ濃厚スープです。
もちろんこの他にいろんなヒミツの材料(笑)をいれて煮込んで完成です。
うん、YASSならではの荒々しいカレーになっています。
何日か寝かせればいい感じになるでしょう。