遠藤雅伸公式blog「ゲームの神様」 -90ページ目
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STUDIO VOICE 取材

 「STUDIO VOICE 」という月刊誌さんが取材に来た。ライターの方が考えた企画を、ベテランクリエイターが評価するという1ページの企画で、最新号から始まっていて1回目のクリエイターは盟友小島監督がつとめた2回目。


企画書を手にする古屋君

 持ち込みの企画とかで、結構人の書いた企画書を見る機会は多いんだけど、なかなか「コレは行ける!」という企画には出会わない。特にドサッとした企画書は例外なくつまらないわけだが・・・


 小島監督が前回「0点」を付けた企画を、ライターの古屋君が改善して遠藤で再挑戦。結果の方は7月上旬に発売される同誌をご覧いただきたい。


 取材の後半は、教師としてのお話に終始してしまったかな。誰でも簡単に企画が考えられる方法(良し悪しは別としてね)のレクチャー。普段、授業では話さない内容なので、暇があったらここで紹介しようかと思う。もちろん希望があれば、という前提だが。

Lord of Vermilion ~ ロード オブ ヴァーミリオン

 本日から、我がMGS社も制作に参加している「Lord of Vermilion 」の稼働が始まり、今日は新宿のタイトーステーションで朝からオープニングセレモニーが開催された。詳しくはマイコミジャーナルファミ通.com とかを見てもらうとして、やっとこの日が来たことを祝いたい。


 ディレクターの上原利之君とは随分一緒に仕事をしていて、今回の作品も手伝ってもらっている。普段からいい加減な格好をしてるんだけど、今日もヤッパリいい加減な格好で、和田社長の隣りに似合わないけど上原スタイルを貫いていて上原君らしいな。「いただきストリート」シリーズの多くを手掛けているが、今回はこの大物を担当して彼の実力がいかんなく発揮された。


 このプロジェクトが立ち上がってから、紆余曲折あってここまで来た。まぁ、紆余曲折はどのゲームにでもあることだけど、タイトーを傘下に収めたスクウェア・エニックスの初のアーケードゲーム作品ということで、MGS社としても会社設立以来の大プロジェクト。是非、皆さんにも楽しんでもらいたい。

 ちょっと稼働店舗が限られてしまうのが残念だけど、公式サイト で確認して出掛ける価値はあると思う。

T.G.I.フライデーズ

「ブログって何書くんだ?」という質問をしてみた。返ってきた答の多くが「食べたモノの紹介とかに成り下がってるのがほとんどですよ」だそうで・・・。んじゃ、最初から成り下がっておきたいから、食べるもののことも書くことにした。

 遠藤は祝い事以外では酒を飲まないので、食べる方に集中する。結果として体重が高水準でキープされるわけだが。


 「T.G.I.フライデーズ 」という店は、ニューヨークに出掛けた時に地下鉄の駅ごとにあるような印象だったけど、日本では最近やっと増えてきた感じだ。アメリカンなレストランで、メニューのボリュームもアメリカ並み。店の雰囲気もアメリカンだけど、Hootersほどではない。

 そう言えば、Hootersが六本木に出店するという噂があったけど、どうなったのかな?アンナミラーズも店舗縮小しているみたいだし、世の萌えはこちら方向には向かないのだろう。ちょっと残念だ。



T.G.I.フライデーズのベイビーバックリブ

 料理はハンバーガーなどのアメリカンと、メキシカン、イタリアンのアメリカ風がメイン。中でも毎回頼んでしまうのが、写真の「Baby Back Ribs」。ちょっと味が濃い目かも知れないし、別にそれほど旨くはないかも知れないが、雰囲気ものなので行っておくかになる。値段も三千円弱なので、コストパフォーマンスがそれほど高いわけでもなく、完全にネタとしてアリ!


 この店のいいところは、遠藤のようなノンアルコール派だと、ソフトドリンク飲み放題みたいなメニューと、カウンターに座った時に見れるバーテンのパフォーマンスだな。ダメなのは、どの料理にもフレンチフライがたくさん付いてるので持て余すところかな。

 忘れてた。誕生日を祝ってくれるサービスがイベント的に楽しい。でっかいパフェに花火を差して、テーブルでバースデーソングを周りの客も巻き込んで歌う。ついでに写真も撮ってくれるので、いい記念になる。しかもこのサービス、誕生日を証明する何かを呈示することなくやってくれるのだな。なので、「おいおい、こんなにみんな誕生日かよ?」と思うくらいに、そこら中でハッピーバースデーが歌われる。これが、この店のいい雰囲気を助長しているのは確か。

 サービスの何たるかを教えてくれるような気がするのだが、男ばかりだとちょっと恥ずかしいかもな。

【映画】インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

 先行上映を見てきた。ディズニーシーができた時から「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー/クリスタルスカルの魔宮」があったように記憶しているから、2001年頃から噂されてた作品になる。

 スピルバーグ・ルーカス作品は昔から好きで、インディアナ・ジョーンズはシリーズ2作目のTemple of Doomを、日本での封切り前に、ロサンゼルスのチャイニーズシアターで見たくらい。それがもう四半世紀前くらいだから、本作がハリソン・フォードで見られるとは思っていなかったのだが(笑)。


 ここからネタバレ含む


 今回の舞台となるのが1957年。遠藤が生まれたのが59年なので、いよいよ身近な時代の出来事で、アステカのオーパーツである水晶髑髏(形違うけどね)、ロズウェル、ナスカの地上絵と出てくれば、映画のラストがスピルバーグの77年作品「未知との遭遇」とかぶるのが容易に想像できる。

 むしろ、77年と現在の30年間の映画制作の技術の進歩を楽しんだ感じだ。


 役者では1作目以来の登場となる、カレン・アレンが・・・昔萌えただけに悲しい姿になっているのかと思ったら、魅力あるオバさんになっていて安心した。スピルバーグという監督さんは、女性の魅力を引き出すのが上手だと遠藤は思っている。


 74年のメル・ブルックス作品に「ヤング・フランケンシュタイン」という、わざとモノクロで撮影された作品があるが、博士の助手役で登場するテリー・ガーという女優さんがとても可愛い。と思ってたら、同じくこの作品を見て気に入ったとかで、彼女を「未知との遭遇」の主人公の奥さん役で登場させている。

 これがまた別の魅力があって良かったに違いない。F・F・コッポラが82年の自主製作的作品「ワン・フロム・ザ・ハート」に起用している。一度有明でやったテニスの大会にゲスト出場してた・・・ま、どうでもいいや。


 シリーズのファンには久々の作品らしく、そこここに旧作を知っている前提のネタが仕込まれているのも要チェック。冒頭で一見して、あの時の倉庫だと知れる場所では、ちゃんとチラ見せしてくれてるし、途中で現れた若造が「マックは犬の名前だ」という時点で、彼の正体はわかるし。

 予習までする必要はないくらい、初めて見る人でも楽しめると思うけど、シリーズファンなら必見!

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 作中にナスカの地上絵が登場する。遠藤も自作品ではゆかりのなるモチーフなので気になったわけだが・・・、劇中で登場するような見え方の場所は実際には存在しないと思われる。

 確か、クモの地上絵の近くには森なんかなかったはずだし。CGってずるいな(笑)

渋谷「みとや」閉店

 最近、独立系のロケーション(ゲームセンター)の閉店が目立つ。アーケードマシンの大型化に従って、大型店やフランチャイズでないと設備投資ができない。設備投資ができたとしても、立地条件や客筋によって回収が難しい。など・・・。


 アーケードという営業形態自体が、都市型路面店と郊外型大型店に集約されてしまうと、80年代のような全国的知名度というものが期待できなくなる。知名度だけならプロモーションで稼げるかも知れないが、「身近」な体験がなくなってしまうのは残念だ。


閉店した渋谷みとや

 そんな中で、渋谷のセンター街の路地にある「みとや」が閉店されている前を通りかかった。


 バーチャファイター2が華やかなりし頃、原宿に事務所があった遠藤は、仕事が終わってからこのロケによく来ていた。ある日、とんでもない連勝を重ねているウルフを発見。しかも、プレイスタイルが独特!


 ワンパンでKOできるシーンでも、執拗にジャイアントスィングを狙ってくる。決まれば雄叫びと共に片手を振り上げてアピール、若くてキリッとした目付きの青年にもちろん挑戦したのだが・・・。


 遠藤のパイは2本先取なのに3回もジャイアントスィングをくらって、しかも2本目はエクセレントだったように記憶してる。その後、彼が「ぶんぶん丸」と呼ばれている、篠原元貴君であることを知り、1つの目標として研鑽を積む日々を送ることになった。


 その後、永野護氏主催のパーティーで篠原君に雪辱する機会があり、リーチの長さからコンバートしたサラで3本先取マッチの2本までを取ることができた。彼もエンターブレインのライターになって、その後もたまにロケーション以外で会うけど、やっぱり街のロケでフリーに出会ったという絆は他に代え難い。


 そんな思い出が生まれた「みとや」。時代の流れと言えばそれまでだが、ゲーム文化も留まってはいないと感じさせられる。同じような思い出を作れるフィールドはオンラインに行ってしまうのだろうか?

 対面コミュニケーションが好きな遠藤としては、新しい仕組みが欲しいところだ。

【アニメ】ドルアーガの塔、最終話放送同時生番組のお知らせ

 来週の金曜日の25:15から、tvkにていよいよ「ドルアーガの塔」の最終話が放送される。


 それに合わせてGyaOで遠藤とスタッフさんが、同時生でトークライブをやります。詳しくはこちら を見てもらえばいいのかな?

 内容は、多分アニメの総括と残された謎の解説になるんじゃないのかと思います。遠藤もよく把握してませんww

【アニメ】ドルアーガの塔 11話(ネタバレ注意)

 4月から始まっている「ドルアーガの塔」のアニメも、いよいよ次週が最終回になった。今回の11話は、ドルアーガ戦の前編なわけだが、色々な伏線が回収されたり、新たな伏線が敷かれたりで、最後に向かって盛り上がっている。


 武器関係で言うと、8話で出てきた石板がドルアーガを封じるカギになるらしいし、10話でニーバが持っていた箱の中身が、今回で虚無の矢であることが確認された。


 「虚無の矢」がスーマールで13本だけ作られたという話になっているが、遠藤的にはスーマール皇帝バララントを操っていた、アンシャーという邪神が作り出したものなのではないかと推測している。アンシャーってローブの中は「虚無」でできている風だしね。


 アンシャーはドルアーガの部下として働いていたわけだが、いずれはドルアーガに取って代わろうとしていたのは明らか。ギルにドルアーガ討伐を吹き込んだのはアンシャーであるのは周知のことなので、虚無の矢くらい作っていてもおかしくはない。


 BCS的な問題としては、アンシャーがスーマールを支配していた時代に、弓矢という武器は登場していないってことだね。そんなところとの整合性を取るために、矢尻のカートリッジみたいな設定にしたのでは、とも思う。ここ、アニメスタッフに任せきりの部分なのでwww


 アーメイの槍も、たまたま「Blade Cusinart'」と呼ばれる武器を彷彿とさせるし、これがドルアーガに刺さったというのがちょっとうれしくもある。メルヴィルの「白鯨」のような状態なんだろうね、もちろん結果がどうなるかは知ってるけど、次回に含みがあって楽しい。

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 ゲームの場合は、内容について事前に語ってもいい場合がほとんどだけど、アニメは単なるネタバレになってしまうので、公開できない情報が頭の中で渦巻いてて、結構フラストレーションが溜まる。

 来週になれば、全部話してもよくなるわけで、やっと何かから解放される感じがするのが不思議。

【ゼビウス】バキュラは256発当てると破壊できる?

 何発当てても破壊できません


 オリジナルのゼビウスでは、敵の管理にフラグを使っていますが、その内容を分かりやすく説明すると


0:被弾 初期設定をしてフラグを1に戻す

1:待機状態 画面外で待機。敵の種類をセットしてフラグを2にすると敵として登場

2:動作中 弾に当たった場合、フラグは自動的に3に変わる。

 また、画面外に出たら退場となり、フラグを0にする

3:爆発処理 得点計算などをして、爆発させる。

 爆発処理が終わったら消滅で、フラグを0にする


となっています。ここで問題なのは、フラグを0にする以外では、処理時間を短縮するために「インクリメント(数値の増加)」を使っていることです。


 さてバキュラですが、フラグが2の状態で弾が当たると、当然3になります。ただし、爆発しないので例外的に爆発処理をしないことになります。その状態で弾が当たったらどうなるのか?単純にインクリメントされてしまうと、4になり5になりと弾が1発当たるたびにフラグが増えていくと類推されていました。


 もちろん8bit機のゼビウスはフラグも8bitなので、ひょっとすると256発(正確には254)弾を当てると、フラグが桁上がりを起こして0になり、結果として消滅させることができるのでは?という仮定が都市伝説に発展したわけですね。


 実際には、例外処理の中にフラグを2に補正するというプログラムが組まれているため、このような現象は起こりません。


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 2003年末から2004年頭に掛けて、東京写真美術館で「レベルX テレビゲームの展覧会」という展覧会が開かれました。大変盛況で、遠藤も一般客の列に交じって見てきたわけですが、丁度ゼビウスの基板(田尻智氏所有)が展示されていて、直前のカップルがこの件について話していました。


彼「このゲームさ、途中で鉄板がクルクル回って飛んでくるんだよ」

彼女「ふ~ん」

彼「でさ、その鉄板に2万発の弾を当てるとやっつけることができるんだよね」

彼女「2万発?」

彼「実際、2万発も当てられるわけないんだけど、そういうプログラムがわざわざ入れてあるところが遊び心があってスゴいんだよ!」

彼女「無駄じゃないの?」

彼「いや、最高さ」


 都市伝説に19744発の尾ヒレがついているのにはビックリ。以降遠藤は、タイトルの質問をされると、「もう65535回も同じ質問されてます」と答えるよう心がけています。

スコアレスドロー・・・

 毎回、サッカーの試合で0対0の引き分けを見るたびに、「オレの時間を返せ!」と思うのだが、どうなんだろう?

メタルギアソリッド4

 小島監督からメタルギアの最新作が送られてきた。



 5/13の完成披露試写会でもプレイさせてもらったが、今回のEASYは良い!


 制作に4年間掛かっているわけだが、その間に世間では「カジュアルゲーム」が台頭していて、骨太のMGSと言えどもライトユーザーに配慮せざるを得なかった。そう監督から聞いていたので、今回は攻略法とか見ないで自力クリアを目指そうと思う。


 毎回、見つかってはやられてしまうの繰り返しで、苦手なゲームだったのだが、2時間ほどのプレイ時間で、早くも2章まで進めることができた。今のところ、ストレスなくて楽しい。


 最近日本では、どうも後ろ向きなゲームに光が当たっているように感じるが、圧倒的なグラフィックで、ハードゲーマーも納得させる作品がPS3で日本から発信されるのは、素直に応援したい。ちゃんと笑いのツボも心得ているしね。


 これ以上はネタバレになりそうなのでやめとくけど、フルスペックハイビジョンのモニターが必須かも知れないな。

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