19.05.24~26 上高地、蝶ヶ岳、大正池、焼岳(2日目) | ふむふむのブログ

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旅と山、参加したスポーツイベントなどについてだらだらと綴ります。
2013年から区切り打ちで始めた歩き遍路に関しては必ず綴るようにしています。
備忘録として、だらだら長く書いてしまうことが多いですが、お読みいただけると嬉しいです!

夜間一度だけトイレに目覚める。

風は相変わらず強く、テントから外に出ると寒い。

 

星が綺麗だ。

カメラはバッテリーを一つしか持ってきていなかったので、星空撮影は止めておく。

少しの間、星空を眺めテントに戻り再び就寝。

 

 

目覚めると外が完全に明るい。

普段、テント泊では外が明るくなりはじめると自然に目が覚める。

今回は、目覚めることなく寝すぎた。

 

テントから出ると既に太陽が昇っていた。

 

ご来光拝めず。。。


昇る太陽を眺める。

朝日が槍穂の稜線に当たるので、赤く染まる槍穂が見えるかなぁなんて期待していたんだけど、すでに青空と稜線になっていた。

槍が勇ましい

常念岳

下界

風は昨日よりはだいぶ収まっていた。

風が弱いだけで早朝でもずいぶん暖かく感じる。

 

お湯を沸かして、レトルトのパスタと卵スープ。

テントを撤収。

空気が乾いているからか、まったくテントに結露が無かった。

風が弱くなっていたので、テント撤収はスムース。


頭痛はだいぶ治まってきた。

 

常念岳まで行ってみたくもなったけど、横尾に下山する計画を提出しているので計画通りに行く。

のんびり2泊予定で計画したが、1泊で上高地に戻ることになる。

 

あと一日はどうしよう。

帰宅して自宅でのんびりするか、徳沢や小梨平あたりでテント泊をしてのんびりするか。

テント泊して、翌日は焼岳にでも登るか。

まぁ、下って体力や足の痛みを見て考えよう。

 

蝶ヶ岳三角点(旧山頂)と蝶槍まで足を伸ばす。

 

横尾分岐まで戻り下山開始。

 

雪もまだ固いのでアイゼンをつけて下る。

テープを確認しながら下ります。

登山靴が爪に当たりはじめ、それだけで両足の爪がかなり痛む。

 

しばらくすると登ってくる登山者と多くすれ違うようになる。

土曜日なので下る人より登る人が多いだろう。

 

下から登山者が来るので、道迷いの心配は少なくなる。

 

残雪はあるタイミングで一気に少なくなり、アイゼンを外す。

 

登山者からはどのあたりで雪道になるかを聞かれ、それに答える。

 

梓川の流れる音がしてきた。

爪が痛いから早く休みたい。

川の音が聞こえてから川に着くまでに結構かかった。

 

横尾着。

 

涸沢、槍、蝶への分岐点。

ザックを置いて休憩。

夏のような日差し。

日焼け止めを塗り直し、ナッツを食べる。

 

ここからはなだらかな林道。

登山靴の紐を緩める。

 

とりあえず徳沢まで戻る。


イチリンソウに癒されながら歩きます。

爪はかなり痛い。

登山靴の爪の部分は軽くしかあたっていないが、その接触自体で痛みが生じる。

つま先に体重がかけられない。

 

これだと明日の登山は避けた方がいいかな。

 

徳沢着。

何か少しちゃんとしたものを食べようかなぁと思ったが、ここは食べ物がおいしい小屋なのでにぎわっている。

ソフトクリームだけにしておいた。

 

まだ昼前。

上高地手前の小梨平のテント場まで行きこの先のプランを検討しよう。

 

ほぼ平らな林道だが、ポールを使い、爪に負担をかけないように歩く。


また、猿の親子が遊んでいる。

 

小梨平着。

とりあえず登山靴を脱ぐ。

爪が当たらないよう、インソールを外す。

インソールを外した靴に足を入れてみると、爪は靴に全く当たらない。

当たらなければ、痛みはゼロ。

インソール無しなら歩けそうだ。

 

とりあえずここまで来て、あと一日あるのに帰るのはもったいない。

テント泊にしよう。

 

テント泊の手続きをする。

登山中によく通る道で、テントをみかけていたが、ここのテント場がすごく広いことを知った。

どこに張ろうか悩むくらいの広さだ。

 

川が近く、山が見えるところにする。

 

 

上高地直近のテント場なので、山岳テントよりレジャーテントの比率が高い。

一人用の山岳テントがやけにちっちゃく見える。

テントを張ってのんびりと上高地を散策するにもいい立地だ。

 

両隣はフランス語を話す人達でした。

ここはテント場、炊事場があるだけでなく、食堂と売店、風呂まである。

そういったことも利用してみて初めて知った。

 

昨夜は充分寝たし、まだ日没までにはかなりの時間がある。

 

大正池まで散策することにする。

インソールを外して、爪が当たらない状態なら爪は痛くない。

 

上高地から大正池の散策路は上高地の定番観光コースだが、上高地を登山の拠点としている者は意外と歩いたことが無かったりする。

登山仲間の間でも、そのうちのんびり歩きたいねなんて言っている所だ。

 

せっかくなので歩いてみます。

 

梓川を下流に。

とはいえほとんどフラットな道。

透き通った水と荒々しい山、そして新緑。

いい季節だ。

 

このあたりはスニーカー、軽装で散策している人が多く、登山靴の方が少ない。

焼岳。

よし、明日はアレに登ろう。

 

大正池。

風は穏やかだが無風とはいかず、逆さ穂高は見られず。

 

警戒心の少ないウグイスが美しい声で鳴いている。

テント場に戻る。

タンパク質不足なので売店でソーセージを購入。

夕食のレトルトカレーにソーセージを入れて食べる。

 

コーヒーを入れてチョコレートを食べる。


だんたんと暗くなってくる。

 

下界は30度を超えているようだ。

標高約1500m。

Tシャツの上にシャツを羽織っているくらいでちょうどいい。

風も穏やかで何とも快適。

 

日が暮れると満点の星空。

 

明日は焼岳登山とする。

登山道はまだ雪が残っているみたいなので、時間にはゆとりをもって。

夜明けと同時に動き出すくらいで行こう。

 

就寝。