自分の人生に自分で責任を取ること | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

 
Facebookで見かけた投稿が、すごく良いなあ!と思ったので訳してシェアしますね。
 
これ、多くの人、特にお母さん達に響くと思うのです。
 
 
 

(以下なんちゃって翻訳)

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私の母は沢山の問題を抱えていた。

彼女はよく眠れないようだし、とても疲れていた。

イライラして、怒りっぽいし意地悪だった。

そしていつも体調が悪かった。

 

 

でも、そんな母が、ある日突然変わったのだ。

 

 

ある日、父が母に言った。

 

「もう3ヶ月仕事を探してるけど全然見つからない。友達とちょっと飲みに行ってくるよ」

 

母はこう返事した。

 

「分かったわ」

 

 

私の兄が母にこう言った。

 

「母さん、大学の全部の科目で成績がヤバいんだ」

 

母はこう言った。

 

「そう、あなたなら挽回できるわ。もし出来なかったら留年になるけど、その分の学費は自分で払ってね」

 

 

私の妹が母に言った。

 

「ママ、私車をぶつけちゃった」

 

母はこう返事した。

 

「そうなのね。じゃあ修理に持って行って、修理代は自分でなんとかして。車が修理に出てる間はバスや地下鉄を使いなさい」

 

 

母の義理の娘が母に言った。

 

「お義母さん、私数ヶ月くらいそちらに泊まりに行くわ」

 

母の返事。

 

「オッケー、居間のソファに寝て、クローゼットから毛布を探してね」

 

 

母のこのような反応を見て、私たちは皆心配で集まった。

 

きっと母さんは医者に行って、『私の知ったこっちゃない1000mg』なんて薬を処方されたに違いない!

 

多分それをオーバードーズしてるんだ!

 

 

そこで、母をこの「癇癪持ち治療薬」中毒の可能性から救うために、何とかしようということになった。

 

でも、そんなに驚くべき事じゃなかった。

家族が母の周りに集まった時、彼女はこう説明したのだ。

 

「これに気づくのに随分時間が掛かっちゃったんだけど、、、

 

各自がそれぞれ自分の人生に責任があるってこと。

 

あなた達自身の問題のことで、

 

私が悩んだり、

悔しがったり、

落ち込んだり、

勇気を出したり、

寝不足になったり、

ストレスを感じても、

 

なーーんの解決にもならないどころか、私自身の状態が悪化するばっかり。

 

これに気づくのに何年もかかっちゃったわ。

 

私は自分以外の人達の行動に責任はないけど、

それにどう反応するか、には自分に責任がある。

 

だから、こういう結論に達したの。

 

私のやるべきことは、冷静さを保って、それぞれの問題を自分で解決してもらうってこと。

 

これまでヨガや瞑想、奇跡を信じたり、自己啓発やら心理療法、波動、神経言語プログラミングとかもやったけど、、、

その全てにおいて、共通点を見つけたの。

 

どれをやっても全部同じ結論に達したわ。

 

つまりは、私が干渉できるのは、自分自身だけ。

 

あなた達はちゃんと自分の人生を自分で解決するための術を持ってる。

 

もし聞かれたら、私はアドバイスすることはできるけど、そのアドバイスに従うかどうかはあなた達次第。

 

だから、これからはこうするわ。

 

私は、

 

あなた達の責任の受け入れ皿になったり、

罪悪感の詰め込み袋になったり、

あなた達の後悔を洗濯する役割を担ったり、

失敗の擁護者になったり、

泣き言を遮断するための壁になったり、

あなた達の任務の預かり場所になったり、

あなた達の問題を解決するべき人になったり、

あなた達の代わりに責任を取って毎回ヘトヘトになったり。

 

そういう事は一切やめます。

 

これからは、あなた達一人ひとりが自立した自己解決できる大人になることをここに宣言します。」

 

 

家の中がしーんと静まり返った。みんな無言だった。

 

その日から、家族は良い方向に機能し始めた。

なぜなら、家中の誰もが自分は何をするべきか分かっていたから。

 

母のように振る舞うのは難しい、という人もいるだろう。

私達は、他の人たちの面倒を見るのを当たり前と思って育ったのだから。

 

 

 

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家族のためにいつも一生懸命で、沢山のものを抱えすぎて疲れちゃってるというそこのアナタ、、、
 

『私の知ったこっちゃない薬』、飲んでみるといいかも?😁

 

 

 
私も、ここ数年は「自分の人生に自分で責任取る」ことの大切さをひしひしと感じてます。
 
そして、自分と自分以外の人たちとの間に健全なバウンダリーを引くこと。
 
 
親子間であっても、バウンダリーは大切だなと思います。
 
 
自分の人生は、自分の領域。
 
子どもの人生を親が全部コントロールすることとか出来ないしね。
 
子どもでも、
 
自分の人生の主体は自分自身だっていうこと
 
そして
 
自分の人生には自分で責任を持つこと。
 
そういう事を意識するのって大事だなあと。
 
 
 
 
うちの子のようにスペシャルニーズの子だと、そういうのを伝えていくのもなかなか難しいものがありますが、、、
 
それでも、自分のわかる範囲、わかる形で、理解していってくれたらなと思います。
 
 
もう来年には成人だし!!
 
 
なにはともあれ、まずは親が自分で自分のことを大切にして、適切なバウンダリーを持つ姿勢を見せていかないとね。
 
 
そんなことを改めて考えさせられた記事でした。