行動力を奪っていくものと、その対策 | いつも居心地よく、こころに自由に

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心と身体のデトックスアドバイザー・セラピスト。アーユルヴェーダ 、トウリーディング提供。アーユルヴェーダ講座監修
諒設計アーキテクトラーニングhttps://www.designlearn.co.jp/ayurveda/
SARAスクールジャパン
https://www.saraschool.net/uranai/ayurveda/

できる人は、まずとにかく「行動が速い」です。
先延ばしをしたり、行動が遅い人に成果を出せる人はいません。

では、行動が速い、「すぐやる人」に共通することは何でしょうか?
それは、精神論に頼らず、「自分を動かす仕組み」を持っているということなのです。
「すぐやる人」は必ずしも意志が強いわけではありません。
むしろ、怠け者のの自分をいかに行動させるかにこだわっています。

自分を動かす仕組みの1つは、頭の中のことをノートに書きだし、
状況や考えを客観的に捉えるようにすることです。それができると具体的な行動へとつながっていきます。

無気力だった私が、行動的に生まれ変わることができたのは、「先延ばしを断ったこと」でした。
先延ばしのサイクルを断った瞬間から、どんどん行動が楽しくて止まらなくなりました。
行動的になればなるほど、毎日が楽しくて仕方なくなっていたのです。

そもそも、なぜ私たちは先延ばしをしてしまうのでしょう?
前提として、「先延ばしをしたいと思っている人は、まず、いない」ということです。
むしろ、「やろう!」と思っていたのにできずに終わってしまったということが多いのではないでしょうか?

まず、私たちから行動力を奪っていくものを考えてみましょう。
4つあると思います。

その1、やることをきちんと把握できてない
その2、思考が整理されていない
その3、モヤモヤして気乗りしない
その4、すべきことに追われているだけ

まず、その1の
「やることをちゃんと把握できていない」
これは単純に「やろう!」と思っていたことを忘れてしまうことです。
これは、例えば、本来取り組むべきことをやっているときに、他の人から別の依頼が来たりということもあり得ます。
きちんとやるべきことを把握していないと、
「やろうと思っていたのにできなかった」「やるのを忘れた」ということになりかねません。

次にその2の
「思考が整理されていない」
頭の中が心配ごとや悩みごとでごちゃごちゃしていると、当然ながら行動力が落ちてしまいます。
特に情報がどんどん飛び込んでくる今の時代、選択肢が多すぎて、選択肢を1つに絞るのもカンタンではないですね。

「あれもいい、これもいい、こっちはこういうリスクがある、これはこういうリスクがある」
などと考えすぎて、思考が整理できないままだと、結局は「行動しない」というパターンになりがちです。

次にその3の
「気乗りしない」
これは、思考と同じで気持ちの整理ができていないときにも行動力は低下します。
人は感情の生きものです。
いくら合理的に判断しようとしても、心が「NO!」と言っているときもあります。
ときに「やらないといけないとわかっているけど、やりたくない。。」という気持ちになることは、人間として自然なことなのです。
また、心配性で「失敗したらどうしよう」と考えるあまり、行動できないという人も少なくはないでしょう。

最後に、その4
「すべきことに追われているだけ」
これは「やらないといけない」事への行動力はある一方、「やりたいこと」を後回しにしてしまうパターンです。
特に仕事をしていると、緊張度が高いタスクがたくさん降りかかってくるでしょう。
そして、日々それに追われていると「あの件もそろそろ手をつけないといけないのに」と思いながらも、ずっと手をつけられないままに
なりがちです。
このような状態では、ただただ何かに追われているだけで、豊かな人生を送ることから遠ざかってしまいます。

これらのほかにも、例えば「体調がわるい」などの行動力を低下させてしまう原因はありますが、
これら4つが4大原因といっても、まちがいではなく、あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか?

では、これらの原因によって先延ばしすることが続いた場合、
先延ばしをすると、どんなデメリットがあるでしょうか?

主なデメリットは3つあります。


その1
自信を失う

その2
信用を失う

その3
チャンスを逃す

その1の「自信を失う」は、
先延ばしによって
「またできなかった」というイメージを
自分に刷り込んでいき
人は自信を失ってしまうということです。

心理学ではこれを「学習性無力感」と呼んでいます。

先延ばしを繰り返すことで

「どうせ自分にはできっこない」
「自分はダメ人間だ」

という思考癖が染みついてしまうようになり、
行動できなくなってしまいます。

その2の「信用を失う」というのは、
なんとなく仕事などを思い浮かべてもらうと分かると思います。

例えば、
「メールの返信やレスポンスが遅い、期限を守らない、決断できない」

というのは、
仕事において信用を失いかねない問題です。


逆に言えば、スピード感のある仕事をしているだけで、信用を得られることにもつながっていきます。
今の時代は特にスピードが重視されています。
先延ばしで信用を失いたくないものですね。

その3の「チャンスを逃す」は
例えば、せっかくチャンスが巡ってきていても、決断ができずに優柔不断なままでいたら、チャンスを逃してしまうということです。

「やろうかな、でもやっぱり・・・」

これは、成功したい人にとっては愚の骨頂です。
チャンスボールが来ても見送ってしまっては、大きな成功をつかむことはないでしょう。


では、
これらを解消するためには何ができるでしょうか?

これには行動力を上げることです。


今日という日は今日しかないように、
今という時間は今しかありません。

今すぐやるか、
それともまた先延ばししてしまうのかで、
明日のあなたが変わってきます。

今のあなたがあるのは、
これまでのあなたの行動の結果だからです。


行動力が上がれば、
目の前のことに追われる日々ではなく、
時間の余裕を生み出して、

本当に自分がやりたいことに
時間を使うこともできます。

そのために必要なのはDCAPで、振り返ることです。
以下の内容を、書き出します。

書き出す注意点は具体的に書く!
ということです。

誰の目を気にして書くのではなく、
「自分を奮い立たせる」
「行動させる」
「成果を出させる」ことが目的だということを
頭に置き、具体的にかきましょう。




D・・・Doの略。

実行したことや起こったことを
3つに絞り込み振り返る。

(3つとしたのは、何に重点を今置いているのか、注力しているのかを明確にするためです。それ以上に意識を向けてしまうと、
心理的負担もかかってしまいます。)




C・・・Checkの略。

実行したこと、起きたことからの「気づき」、
「思ったこと」、「感じたこと」を
どんどん書き出していきます。

飾らず、自然な言葉ではきだしていきます。




A・・・Actionの略。

改善策を考えます。
うまくいったことも次回同じく再現するにはどうすればよいか?などを書いていきます。

大切なのはトライアンドエラーを繰り返し、
質を高めていくことで、
何が正解かということを求める必要はない
ということです。

完璧な答えをだそうとすると
考えが萎縮してしまいます。
「こうかもしれない」という感じで、
次の行動へつながる改善策を書いていきましょう。



P・・・Planの略。

次の一手を具体的にするフェーズです。
まず、今、明日にでもできる事は何だろう?
といった視点で具体的に行動できることを
考えてみることが
ここでのポイントです。

そして、具体的な行動が決まったら、
スケジュールの具体的な時間に
書き込んでおくことで、
行動が次の行動へと連鎖し始めます。

マイケル・ジョーダンは

「9000回以上のシュートを外し、300試合に敗れ、決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功した」

という言葉を残しています。

行動しなければ成功を手にすることはできません。
行動すると失敗することもあるし、うまくいくこともあります。


だから、面白いと興味を持ったことには
ちょっとでも試してみればいいのです。

うまくいったら更に大きなチャレンジにして、
うまくいかなければ改善点を考えたり、
そもそもの必要性を考えてみれば
次の行動につながっていくのです。


思い浮かんだことは、
どんどん書き出すことで脳はオープンになって、
次に行動することがどんどん楽しくなっていくはずです。