ドジャースの大谷翔平選手が記者会見し、通訳をしていた水原一平氏の違法賭博問題について初めて説明した。水原氏が賭博をしていたことは全く知らなかったとし、違法ブックメーカーに送金もしていないと明確に否定した。大谷選手のわかりやすい説明に納得、スッキリした思いである。

 信頼していた人に裏切られ、いろいろ言いたいことがあるだろうが、淡々と冷静に記者会見した大谷選手は、やはり並みの人ではないと改めて凄さを感じた。今シーズン、新たな歴史を切り拓いてくれると期待してやまない。

 同じ記者会見でも違った景色があった。

 自由民主党の二階俊博氏が次期衆議院選挙での不出馬を表明した。会見で政治資金パーティーの裏金に関しては謝罪しているが、肝心の裏金についての説明はなかった。

 記者からの「不出馬は高齢が理由か」との質問に、「年齢の制限があるのか、お前もその年が来るんだよ」と言い放ち、小声で「ばかやろう」と吐き捨てている。これでは何のための記者会見か、しなかった方が良かったのではないか。

 大谷選手の会見とは好対照と受け止めた次第だ。

 二階氏とは昭和58年12月、初当選同期である。二階氏は平成5年、小沢一郎氏とともに自民党を離党し、自由党結成に参加し、平成10年小渕内閣発足により、11年自由民主党と自由党との連立政権をつくり、更に半年後、公明党さんにも入ってもらっての自・自・公連立政権となった。

 その時、内閣官房副長官だった私は下働きしたものである。さまざまな縁のある二階氏である。あえて言わせてもらうなら、次期衆議院選挙不出馬よりも「秘書が立件され、有罪となった。これは私の監督責任である。私が議員辞職し、国民にお詫びと責任の所在を明らかにしたい」と会見したならば、国民は政治家の矜持(きょうじ)を理解し、政治不信脱却に繋がったのではと思う次第だ。

 折角のチャンスが活かされなかったことは残念である。

昨日は一日忙しかった。朝6時から千葉県浦安市で「浦安市倫理法人会経営者モーニングセミナー」で講演。

 10時30分から弘中惇一郎弁護士の事務所で、東京高裁から即時抗告が棄却されたことを受け、弁護団打ち合わせ。14時から司法記者クラブで記者会見をし、最高裁に特別抗告することを発表した。検察側も裁判所も本当に事件と向き合っているのかと不信をもつ棄却内容である。

 私が逮捕された「やまりん事件」は、やまりんが盗伐をし、その行政処分について私が関与し、お金を受け取ったということだが、官房副長官のお祝いを戴き、政治資金規正法の範囲内であり、届け出もしている。

 やまりんの盗伐問題は、松岡利勝代議士が取り仕切っていたものであり、当時、私は大臣の職にあり、党の会議には出ていない。

 松岡代議士自身が、自分が仕切っていたと明言していることである。やまりん関係者を密室で脅し、(すか)し、盗伐の弱みにつけ込んでの正しくない調書をつくり、その調書により判決がつくられる。記者会見でも私は闘っていくことを強調した。

 会見終了後、羽田に向かい、釧路行きの便に乗り、18時から釧路市鈴木貴子新春交礼会に出席する。伊東良孝代議士の保守大同団結という大きな決断により、北海道第7選挙区は鈴木貴子代議士が支部長となり、伊東代議士は北海道比例区から出馬することになった。

 今、最も政治を必要としている釧路・根室管内である。伊東良孝代議士、鈴木貴子代議士、そして私としっかりスクラムを組んで大きな目標に向かって進んで参りたい。

 

25日のコメント

 エセすすき(leastpark2)さん、女性の首長必要です。

 アレックスさん、悪しき権力とは闘って参ります。

 yiさん、選挙に出る、出ないは個人の問題です。議員辞職した方が評価されたと思います。

 地蔵さん、法治国家でありながら、裁判所はどこまでよく文書を読んでいるのか、検察は出世や一方的価値観での判断です。私は闘って参ります。

 慎一さん、そうです。何が公正、真実か、全く見ておりません。私は闘って参ります。

 さださんのお考え通りで、相撲界では高砂は主流ではありませんが、やっぱり八角理事長の人間力だと思います。

 ひでおさん、私は信念を持って闘って参ります。えん罪はあっては、作ってはいけません。

 tokoton山の男さん、どの世界でも最後は人間味、経験、努力した生き様等々が判断されると私は思います。

 ひらけ日本さん、何があっても諦めずに闘って参ります。正直者がバカを見る社会は公平ではありません。

 Yamadaさん、ウクライナ、アメリカの人間性が(うかが)われる表現ですね。テロはあってはいけません。そのテロを(もてあそ)ぶ発言は許されません。今こそ、近隣外交の重要性が問われていると思います。

 

※浦安市倫理法人会講演

※釧路市鈴木貴子新春交礼会