マニアックな読者の皆様、ごぶSaturdayの前々日で御座います(意味不明)

 

10月は延期になっていた新婚旅行を兼ねた北欧中心の旅に出ていました。

 

 

久々に混沌とした世界情勢(地政学、経済、Recession等)から離れてRefreshは

出来たものの、もう現役時の様に活力(免疫力)がなく帰国後は一気に疲れが出て、低音難聴や黄斑異常を患ってしまい、膠原病検査までしなくてはならない状況に

僅か1週間の短期間で追い込まれて正直、心身ともに疲弊しています。

泣き言を言っても仕方ないですが、流石に今回ばかりは参っています。

 

それでも、スカンジナビア半島で特にオーロラ出現の頻度が高く景観が素晴らしい

ノルウエー滞在の三日間は一生の思い出になりそうです。

 

 

ただ、NorwayはEU加盟国ではないので、EUROは使えずクローネに両替する必要があるので、ATMで引き出すのが面倒な事は知っておいた方がいいかと思います。

 

私事はさて置き、2022年はRussiaのUkraine侵攻に始まり、欧米ではCoronaBubbleに寄ってばら撒かれた(金融緩和)マネーの供給過剰でインフレが想定以上に進行してそれを抑える為に欧米(ECB:FRB)や英国のみならず、日本や中国以外の世界中央銀行が一気に利上げを加速させた事によって景気減速懸念から世界株式債券為替市場は大混乱の様相…

特に米国株式市場上昇のけん引役になったMEGA-CAP(GAFAM+TSLA+NVDA)

平均2021年末の高値から50%の暴落を演じ、コロナ以前からの上昇分の時価総額が

全て吹き飛んだ格好である。特にMEGA‐CAPの比率の高いNasdaqは悲惨な状況だ。

 

 

無論、日本の個人投資家は昨今の超円安で円建てでは25%程度の棄損で済んでいる事は幸いだったであろうが、通貨自体が下落している為に基軸通貨であるUSD換算では同じく大きな痛手を被った事に変わりはない。

 

米国中間選挙の結果は判明していないが、トランプ氏が豪語していた「RedWave」は

起こる事はなさそうである。

上院は拮抗しているが民主党が死守し、下院は共和党が過半を奪取するとの見方から捻じれになりそうだ。 赤にも青にも染まらずにPurple(紫)になる事は市場にとってPositiveだが、今度は本日夜半のCPIを控えそれどころではない。

 

JPMorgan’s Trading Desk Maps Out CPI Game Plan for Wall Street

JPモルガンのTrader部門は本日CPI後の一定範囲のPatternを想定して投資戦略を

再構築している。 

明日のCPIの結果次第ではS&P500が5%以上上昇するScenarioと更に6%程度急落するScenarioを描いているが、Core CPIが横ばいでも米国賃金の高止まりを見れば今回も市場の利上げ減速及び早期利上げ停止期待が打ち砕かれる可能性も否めない。

 

FEDの政策金利先物(Terminal Rate)Peakが9月の3.8%から11月に入って5.2%迄上昇していて、楽観的市場関係者が「景気を壊してもInflationを抑える」と注意喚起していたFRBの政策を甘く見ていた事が昨今の市場の混乱を招いているのは確かだ。

 

度重なる政策金利の上方修正(引用元:ISABELNET)

 

他にもイーロンマスク氏がTwitter買収の為に当初は「売却しない」と語っていた保有する自社TESLA株を売却した為に需給懸念から投げ売りも伴い時価総額が2021Peakから$674 billion(≒98兆円)を失っただけでなく、更に同氏のTSLA保有株売却懸念で株価も半値まで下落しそうだ。

 

株価と連動して時価総額が最高時の40%まで縮小(BBG)

Corona Bubbleで一時は1 trillion(1兆㌦≒146兆円)を超えていた時価総額の半分

以下まで萎んでしまった。

無論、これはMETAやAmazonにも当て嵌まり、巨大ITが米国株及び世界株式を牽引する時代の終焉を示唆しているのかもしれない。

 

株式のみならず債券に関しても、金利上昇で米長期国債は40%程度下落しており、

機関投資家(金融機関)は株債券両方で大きな含み損を抱えている。

 

また、本日は暗号資産取引所大手のバイナンスが一転FTX買収を撤回した事でBitCoinはこの2日で23%下落し、遂に$15,000台に突入した。

BitCoinを始めとする主要暗号資産のMarginCallが発生している可能性が極めて高く

更なる流動性の枯渇が今後の暗号資産下落に拍車を掛けそうだ。

 

どちらにしても、FEDの政策を甘く見ていたWall streetの懲りない面々は今年に

入り3度もCPIShockに見舞われて、Lehman shock並みの損失を被っている事は

想像に難くない。年初から注意喚起していた様にCash is Kingは正解だった様だ。

 

共同経営している(今回の旅行でも数日顔を出した)ZurichのFundManagerも

米国のみならず欧州及び英国のRecession入りは免れないと見ていて、仮に利上げが来年半ばに終わっても実体経済の悪化に伴い企業業績(EPS)が落ち込み随時ShortCoverを伴った自律反発が入っても昨今のBearMarketRallyからは抜け出せないと見ている。中間選挙の年の10-12(4Quarter)は株(S&P500)が上昇すると言ったアノマリーは単なるアノマリーで終わりそうだ。

 

唯でさえ日銀の買い支えがなくなり軟調な日本市場に関しては大規模金融緩和継続に寄る超円安が水を差してしまい欧州筋の投資対象外で海外からの情報もなく、個人的にも日本株は殆ど保有していない。正直、興味もないからよう分からん…

 

MLB大谷翔平やCarp新監督の新井貴浩や劇的な逆転で日本一になったOrix Buffaloesに関しても、色々触れたく思いましたが、長くなるので今回は割愛します。

 

10/12旅行中に行われた来季新井貴浩新監督の就任記者会見

流石に佐々岡監督よりはマシだろうが、かなり不安でもある。

 

本日は帰国後で体調が優れず、まとまりが付かないのでこの辺りで失礼します。

特に網膜に問題があって焦点が合わなくなるので、ブログ更新は厳しい状況です。

 

尚、Twitterも旅行中は休んでいましたが、再開して適時速報的な情報発信していますので、https://twitter.com/MIYACH381 にAccessして下さい。naniwa335

 

◆最後に本日の一曲を…  ネタがないので共和党の赤と民主党の青を混ぜた

紫にかこつけて、Deep PurpleのBurn (よよかコピー)をお届けします。ヘッドフォン

 

Deep Purple - Burn / YOYOKA's 12th Birthday Session

 

※彼女は世界的ProMusician(Drummer)を目指す様で渡米したとか…

 

 

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