動脈硬化の真髄。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

まもなく23:59受付終了です。

 

※詳しくは、コチラ

 

 

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血管は、動脈も静脈も、

三層構造になっています。

 

血液に触れる内側から、

内膜、中膜、外膜。

 

 

中膜は主に、

「平滑筋」という筋肉細胞からできています。

 

そう、

「血管は筋肉である」

というのが、ポイントなのです。

 

ただ、血管の筋肉は

腕や足の筋肉とはちがい、

 

「不随意筋」という

私たちの意志の届かない所で
働いてくれている筋肉です。


***

 

血管が筋肉であるということは、

血管も緊張するということなのです。

 

膨らんだり縮んだりする運動が

全身の血液循環を維持しているのですが、

 

カラダに緊張が走ると血管は縮んだまま

一瞬、フリーズしてしまいます。

 

恥ずかしくて顔が紅潮するってありますが、

あれは緊張で一瞬、血管が止まってしまい、

 

すぐに血流を取り戻そうとして、

今度はその分を拡張するため起こるのです。

 

***

 

動脈硬化の最大の要因は、

連続する血管筋肉の緊張、

 

そして、それを取り戻そうとする

拡張作用により、

血管の拡張領域に

ムリがかかる結果なのです。

 

動脈にムリがかかるのは、

靭帯を伸ばすのと似ています。

 

***

 

急な運動で動脈が伸びてしまう、

あるいは切れてしまうと、

すぐさまそこを修復する

物質が集まってきます。

 

動脈硬化は、血管内壁に

血小板、マクロファージ、

石灰(カルシウム)沈着、

コレステロール、酸化脂質などの

付着によって起こるとされていますが、

 

もとはといえば、

血管がケガをする

のが問題なのです。

 

ケガしたら、

「かさぶた」ができますよね。

 

これと同じように

動脈の血管壁がケガをして傷ついているから、

微小血栓とコレステロールが

そこをふさいでくれるのです。

 

・・・ということは、

 

血管が傷つきやすい人ほど、

コレステロールを備蓄してなくては

ならないのです。

 

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運動もして、

食生活もきちんとしていても、

総コレステロール値が高い人に

よくお目にかかりますが、

 

こういう人は性格的に

ストイックな方が多い。

 

激しい運動はかえって

体内の活性酸素を増やし、

血管を傷つけやすいといわれていますが、

 

自己管理を徹底しすぎても、

そのストレスでカラダが

傷ついてしまうということです。

 

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悪玉コレステロールが

血管壁に付着して進行するというのが

動脈硬化の一般的なイメージですけど、

むやみやたらに、

カラダが血栓や動脈硬化を

つくることはありません。

 

だから“悪玉”コレステロール

なんていう呼び方は

ひどいと、僕は思っています。


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自分を傷つけやすいという意味では、

性格や心理傾向もそうです。

 

自分を極限まで
鼓舞するようなストイックな生き方は、

カラダがそれを癒そうとして、せっせと

コレステロールを準備するというわけなのです。

 

 

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