ヴァイオリンへの身体作り -4ページ目

バッハ無伴奏ソナタの分析

近年、ヴァイオリンを習う子供が低年齢化している

と、言われますが

最近の中学生はすごいですね。


先日行われた、学生コンクールの全国大会も凄かったですが、


今日は、バッハの無伴奏ソナタの分析を習いたいという中学生が来ました。


音楽理論も、どの程度習っているのかもわかりませんから

こちらも手探りです。


まずは、楽章のそれぞれの小節数を数えます。

Adagioは22小節あります。22小節をどう構成しているか、さっと見ます。


次に、原譜の読み方。

筆跡診断的に言うと、等間隔の高い楽譜。かなり心身安定している筆跡です。

感情的に書いている線はありません。

直線と曲線には意味がある。これは、意図的にニュアンスを書いてます。


それから、音符のハタの付き方が、なんか変でしょう?

これは、声部を書き分けてます。



原譜の見方のコツが掴めたら、原譜をみながら

4声体に直して書いてみよう。


これは私が例に書きました。


モチーフのリズムには『R』と入れておきます。

あとで、このRが変化していきます。


転調を一通り説明すると

中学生は「自分でもやってみます」と。

偉いですね!


そして、次の楽章のフーガも分析習いたい、と。

偉いですね!


このブログでも、次はフーガの分析をアップしてみます。

「自分を演出する写真の撮られ方」

先日、中井信之先生の講座を受講して来ました。

「美しいしぐさ」の著書で有名な先生ですが、今回は写真の撮られ方について。


受講生のみんなと。


左端が中井先生です。キマッテますね

中井先生のご指導を受け、私が撮って頂いたものはこちら



この表情はなかなか写真になったことはありません!我ながらw


「人は写真を撮ってもらうとき、カメラマンに無意識に気を遣ってしまう」

と中井先生。


写真を撮ってもらうとき、「私は遠藤記代子です、あなたは?」と問いかけると良いのだそう。

あなたは!

考えたこともありませんでした。


撮って下さりながら、心を引き出す中井先生の声かけは、さすがです。

その声かけで、表情を引き出すのですね。


今回のノウハウを、生徒らに伝授できないものか、と初めは思っていたのですが、

とても真似できるものではありません照れ


次は楽器を持参して、もう、中井先生に演奏会用の写真を撮ってもらっちゃおうと思いました。


【募集1月5日(金)開始】/春期ヴァイオリン骨体操





全7回プレミアム講座
遠藤記代子先生のヴァイオリン骨体操
2024年春期

◆ヴァイオリン骨体操とは

古武術にヒントを得て桐朋学園にて研究&開発された身体メソッド【ナンバ術】
これをヴァイオリンにアレンジしたのが遠藤式のメソッド【ナンバ術ヴァイオリン骨体操】です。 
ご自身の身体がみるみる変わっていくのを 実感できます。
体操中心のクラスですので、ヴァイオリンを始めたばかりの方も、安心してご参加ください。


◆レッスン内容
春期は「構え」について
【構えは80%を占める、とも言われます】
「構え」は大事ですが、力んで構えていては使い物になりません。
よい「構え」とは何でしょうか?
それは、いつでも全方向に動き出すことのできる姿です。
でも、そんな機能的な「構え」は、一体どうやったら身につくのでしょうか!

武術の世界では「居つく」ことや、動きを「溜める」こと、「蹴ったり」「力技」をすることは賞賛されません。
古い日本人の叡智である身体使い「ナンバ」には、
匠で職人技の知恵が隠されています。
ヴァイオリン奏法にも、それは応用できます。
手が小さくても小柄でも、力がなくても大丈夫。
クラスでは「ヴァイオリン骨体操」そして、音が良く聞き取れるようになる呼吸や、日本的な動きを体操で数多く実践します。
体操を通して身体が本来持っていた、芸術に対する感性を磨いていきます。
最初歩のテクニックを無理なく完成させていきますので、どなた様も安心してご参加ください。

心身が変わり、感性が磨かれ、ヴァイオリンの基礎が根本から組み立て替えられていきます。
身体の感受性が高まりますので、どこにも余計な力が入らなく、匠にヴァイオリンを扱えるようになりますから不思議です。
「ヴァイオリン骨体操」を中心に行いますので、ご経験者様も、まずはヴァイオリンにまっさらな気持ちで向き合ってみましょう。

◆以下のような方にお薦めです。
・テクニック全般を見直したい
・身体のメンテナンス方法を知りたい
・良い音を探したい
・健康になりたい

☆クラスは大変運動量が多くなり、また繊細な作業になります。時間内はマスクをお外しください。
毎回、充分に体調を整えてご参加ください。
体調の優れない時にはご無理をせず、お申し付けください。

◆お申し込みについて
お申し込み、お問合せは宮地楽器MUSIC JOY新宿教室までお電話ください。(tel.03-3348-1122
お申し込みは先着順となります。
お申し込みは、2024年1月5日(金)10:00から受付致します。


◆開催要項
【スケジュール】

木曜日クラス(14:30〜16:00Gスタジオ)
2/8  2/22  3/7  3/21  4/11


土曜日Aクラス(18:30〜20:00Gスタジオ)
2/10  2/24  3/9  3/30  4/13

土曜日Bクラス(18:30〜20:00Gスタジオ)
2/17  3/2  3/16  4/6  4/20

【受講料】27500円税込・全5回)
【場所】宮地楽器MUSIC JOY新宿Gスタジオ(新宿区西新宿2-3-1新宿モノリスビル1F)
【定員】各クラス5名
【対象レベル】大人からヴァイオリンを始めたヴァイオリン愛好家。(新しいヴァイオリン教本1〜3巻程度)
※音大生・音高生・プロ奏者の方はご相談ください。
※小学生が大人クラスに混じることはできません。別途ご相談ください。
※ヴァイオリン以外の楽器は別途ご相談ください。

【使用テキスト】
・ヴァイオリン骨体操(音楽之友社)
・その他
(講師がクラスに合わせて都度選びます。)
※クラスで使用する曲の楽譜につきましては、こちらで準備致します。

【持ち物】
ヴァイオリン、飲料水、汗拭きタオル
書籍「みるみる音が変わる!ヴァイオリン骨体操」(音楽之友社)


【服装】
動きやすく汗をかいても大丈夫なもの。
スカートはご遠慮ください。
マスクの着用はレッスンの特性上、お外しいただくことを推奨します。




【遠藤記代子先生 プロフィール】
桐朋学園大学音楽学部卒業後、ドイツ・新ベルリン交響楽団と4大コンツェルト他を共演。以降、国内外にて演奏活動を展開する。2010年より弦楽器専門誌「サラサーテ」にて執筆連載を開始。2013年バウムクーヘン室内管弦楽団(KPB)を主宰、自らソロ・コンサートミストレス&音楽総監督を務める。
第23回Ameropa国際音楽祭(チェコ・プラハ)ゲスト・アーティスト。桐朋学園にて開発研究された『ヴァイオリン骨体操』師範、シュタイナー音楽教育に基づく音楽指導 Method of Movement with Musicインストラクター、 日本筆跡診断士協会 筆跡アドバイザー、全日本教育書道連盟正教授、かな有段、細字有段、桐朋学園大学非常勤講師。
著書に「みるみる音が変わる!ヴァイオリン骨体操」(音楽之友社)、「遠藤記代子のかっこいい!ヴァイオリンベーシック・スタディ」(せきれい社)がある。