ヴァイオリンへの身体作り -448ページ目
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ホールで弾くための練習

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ホールで弾くと、急に表現が小さかったり 音が飛ばなくてビックリしてしまうことはありませんか。

その環境の違いも、上がりの原因です。

ご近所迷惑だと思って、普段 周りに聞こえないように気を使って音だししているような引き方のままでは
ホールでの発表会は迎えられません。

せめてレッスンでは、ホール用の音作りで スケールからエチュード、もちろん曲も弾いていきましょう。

用意したのはコントラバス、チェロ、ヴァイオリン三台。他にギター二台とベースがあります。

これらをレッスン実の中にバラバラに置いて、ご自分の出した音でこれらの楽器を共鳴させるように弾くのです。

低音はチェロやコントラバスが共鳴するように
高音はヴァイオリンが共鳴するように。。。

初めは要領がわからなくても、すぐにわかるようになってきます。
音を自分の周りで止めるのではなく、遠くに飛ばす いい練習になります。

ホールも、楽器ですからね★

『肩凝りよ、さらば』

ヴァイオリン演奏のためのストレッチ講座が、レギュラー講座としてスタートすることになりました。

第一回
6月24日(日)10時半~12時
『肩凝りよさらば』~まずは肩凝りの解し方から。そして、肩の凝らない演奏へ~

第2回
9月23日(日)10時半~12時
『自然な構え』~ヴァイオリンの構えを身体の内側から作る~

第3回
12月23日(日)10時半~12時
『弓と1つになる』~レガートとデタッシェ。ボーイングの体操~



お問い合わせ・ご予約は宮地楽器HPへお願い致します。
受講対象者は、アマチュアの成人に限ります。



http://strings.miyajimusic.jp/stretch_kouza/
【携帯用ページ】
http://myj.jp/sr/gen/kouza/index.php





本番で上がらないために

『本番で上がらない体操を教えてください』と、よく言われます。

確かに、不安を取り除くツボや緊張を和らげる体操は、あります。

しかし、そういう付け焼き刃を求めるよりまず『練習』の仕方を改善したいものです。

『練習』には大きく分けると二種類あります。

『練習のための練習』と『本番のための練習』です。

経験の豊富なプロの場合は この2つは本番が近づくにつれて自然に接近してきます。

しかし大人から始めたアマチュアの方には、『本番のための練習』はレッスンカリキュラムに特別に組み込んで、指導を行うようにしています。

簡単に言うと、『練習のための練習』は 上手になるための練習。本番で言い訳をしないための準備。持っている能力を上げるための時間。本人の課題を克服する時間です。

一方、『本番のための練習』は、あらゆる本番のシチュエーションを想定して訓練するもの。失敗したときにどのように建て直すか、訓練するものです。
伴奏者にわざと間違えてもらって、どうやって集中を保つかとか
階段を駆け上がって息を切らせてから弾くとか、
テレビをつけて 雑音がしても集中して演奏できるかとか、
は、この類いに入ります。

本番は80パーセントの実力が出れば万々歳とは言います。この訓練で、緊張していても アマチュアであっても 私の生徒はみんな、発表会で80パーセント以上の実力を出せていますよ。




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