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身体と暮らしの知恵の昔と今の橋渡し、豊かな暮らしを伝える橋渡し活動の竹田祐子です。
熊本で行われている水俣展に行ってきた。
チケットを買っていたので、1日空いてる日に行こうと思ってたら、
1日空いてる日が全くなく・・・
気づいたら、あ〜〜週末までだった!と焦り・・
午前中の仕事を終え、そのまま行ってきました。
水俣展を初めて見たのは、東京。もう10年近く前。
今回これで3回目。
会場によって、展示も内容も少しずつ変わるからか、覚えてるようで覚えてない。
そして、見る側の自分の知識も意識も変わってきてるし。
先日、水俣展ホールプログラムで、水俣病患者の杉本肇さんと批評家の若松英輔さんの話を聞いた。
若松さんの言葉が響いた・・
「一番大事なことは、記録(写真や文字)には残らない」
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言葉にならない思いが、お腹にズシッと乗っかった。
そうなのだ。ここにある写真や言葉は、あるだけなんだ、この奥にある・・収まらなかったことにこそメッセージが存在するのだと。
そう覚悟を決めて、水俣展を見た。
ひとつひとつをゆっくり・・・・・・
その写真の目の奥に、裏側に何があるのか・・
本当のことは、何一つわからないんだということを思い知らされる。
水俣病は存在しない、水俣病を生きた人がそこにいるだけだと。
そして、考えさせられる・・
水俣病を考えると、近代化のこと、原発のことなど、つながっていく・・
水俣という土地に出会い、水俣病を知ったことで生きていくこととはどういうことかを
考えざる得ない。それは必ず豊かさをもたらす。
そして、自分が、後世に何を伝えられるのだろうかという責任は何だ。
13時くらいに入った・・でたら16:30を過ぎてた。
3時間半・・でも、全然長くは感じず、入り込んだ。
まだまだ消化できない。しばらくかかる・・・でも、こんな想いや気持ちは忘れてはいけない。
もっともっと深いところへいかなければ・・・
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出てから、歩きながら、我に返った。
あ・・・・・お腹減った〜お昼食べてない。お腹減ってることも忘れてた。(笑)