水俣病展2017に行ってきました | 橋渡し姫  〜人と人、心と身体、身体の知恵の昔と今をつなぐ〜

橋渡し姫  〜人と人、心と身体、身体の知恵の昔と今をつなぐ〜

生まれた日が1111で橋渡しの日。昔の身体の知恵を今に伝えたい、昔のことを掘り起こすことも、昔と今の橋渡し。昔ながらのお産、排泄(おむつなし育児)、縁側子育て、月経、着物を通じて、身体に向き合い豊かな暮らしを提案します。

訪問ありがとうございます。

身体と暮らしの知恵の昔と今の橋渡し、豊かな暮らしを伝える橋渡し活動の竹田祐子です。

 

 

熊本で行われている水俣展に行ってきた。

 

 

チケットを買っていたので、1日空いてる日に行こうと思ってたら、

1日空いてる日が全くなく・・・

 

気づいたら、あ〜〜週末までだった!と焦り・・

午前中の仕事を終え、そのまま行ってきました。

 

水俣展を初めて見たのは、東京。もう10年近く前。

今回これで3回目。

 

会場によって、展示も内容も少しずつ変わるからか、覚えてるようで覚えてない。

そして、見る側の自分の知識も意識も変わってきてるし。

 

先日、水俣展ホールプログラムで、水俣病患者の杉本肇さんと批評家の若松英輔さんの話を聞いた。

若松さんの言葉が響いた・・

 

「一番大事なことは、記録(写真や文字)には残らない」

 

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言葉にならない思いが、お腹にズシッと乗っかった。

 

そうなのだ。ここにある写真や言葉は、あるだけなんだ、この奥にある・・収まらなかったことにこそメッセージが存在するのだと。

 

そう覚悟を決めて、水俣展を見た。

ひとつひとつをゆっくり・・・・・・

 

その写真の目の奥に、裏側に何があるのか・・

本当のことは、何一つわからないんだということを思い知らされる。

水俣病は存在しない、水俣病を生きた人がそこにいるだけだと。

 

そして、考えさせられる・・

 

 

水俣病を考えると、近代化のこと、原発のことなど、つながっていく・・

水俣という土地に出会い、水俣病を知ったことで生きていくこととはどういうことかを

考えざる得ない。それは必ず豊かさをもたらす。

 

そして、自分が、後世に何を伝えられるのだろうかという責任は何だ。

 

13時くらいに入った・・でたら16:30を過ぎてた。

3時間半・・でも、全然長くは感じず、入り込んだ。

 

まだまだ消化できない。しばらくかかる・・・でも、こんな想いや気持ちは忘れてはいけない。

もっともっと深いところへいかなければ・・・

 

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出てから、歩きながら、我に返った。

あ・・・・・お腹減った〜お昼食べてない。お腹減ってることも忘れてた。(笑)

 

 


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