間違って覚えていませんか?【ヒト幹細胞培養液】と【植物幹細胞エキス】の違い! | 下北沢の美容師が書く『新由井の小瓶』東北沢•世田谷代田•駒場東大前•東松原•明大前のご近所です♪

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下北沢で美容師してます由井(ゆい)です。
由井らしさを全開に出した小瓶にしていこうと思います!

【ヒト幹細胞培養液】と【植物幹細胞エキス】の違いがわかりますか?

 

言葉は似ているけど作用がまるで違うものです。

同じ感じだから、似たような効果だろう!

なんて思ってはいけませんよ!

今日はシンプルにわかりやすくお伝えします!

 

下北沢東口から3分の美容室
エイムプラスワンのゆいちゃんです。美容師です!

ゆいちゃんってどんな人間?と知りたい方は
こちら をご覧ください!

 

少しづつ認知され始めた言葉

【ヒト幹細胞培養液】

 

ヒト幹細胞培養液配合の育毛剤と化粧水が注目されています。

 

よく聞かれる質問

【ヒト幹細胞培養液】と【植物幹細胞エキス】は何が違うの?

これについてお伝えします。

 

【植物幹細胞エキス】とは

読んで字のとおり、植物の幹細胞を培養した時に抽出されたエキスのことです。

インターネットで調べれば色々な事が出てくるのですが

植物の生命の源を使ったスキンケア成分なって言われてますね。

肌の表皮細胞や真皮細胞を【活性化】すると書いてあったりします。

しかしこの【活性化】って言うのが非常にグレーなところ。

これについてはあとで説明します。

 

 

【ヒト幹細胞培養液】とは

これも字のごとく

ヒトの幹細胞を培養した時に生成される培養液。

ヒトの幹細胞はいっさい入っていません。あくまでも培養液です。

 

【ヒト幹細胞培養液】が作用する場所に注目

ヒト幹細胞培養液は幹細胞を活性化させることができます。

 

 

なぜなら

ヒト幹細胞培養液には遺伝子情報を機能させる鍵(リガンド)を沢山持っていて

レセプターと呼ばれる幹細胞の核にある鍵穴に作用することが出来るのです。

 

お肌で例えると

肌にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのタンパク質があります。

肌の幹細胞の鍵穴(レスプター)に例えば、コラーゲンのリガンド(鍵)がささると

肌の幹細胞内にあるDNA情報が読み込まれて

コラーゲンを作る説明書が引き出され、必要なアミノ酸をもとにコラーゲンが作られるんです。

 

 

植物幹細胞エキスは表皮細胞や真皮細胞を【活性化】すると書きましたが

ヒト幹細胞と同じような作用はまずありえません。

ヒトの細胞はだいたい脂質二重膜というコレステロールが細胞にくっついていて

ものすごく頑丈に出来ています。なのでそう簡単に細胞内に入り込めません。

 

なんてったって【動物】と【植物】だから。

 

植物幹細胞エキスにヒトの細胞が反応したらヒトから木が生えてきちゃいます!

 

しかし植物でも細胞に作用することが出来ることがあります。

それは植物の『』です。

植物で毒は動物の細胞膜を通ることができます。

有名なアルカロイドでいうとモルヒネです。

ケシという植物から作られるモルヒネはエストロゲンの鍵穴に入り込むことができるため

【植物のエキス】でも【動物の細胞】に作用することができます。

こういった特別な事例はありますが

化粧品で使用される植物幹細胞エキスは

動物の幹細胞に作用(レスプターにリガンドがささること)することは無いのです。

 

 

まとめ

【ヒト幹細胞培養液】は幹細胞内に作用するもの。

【植物幹細胞エキス】は幹細胞内に作用しないもの。

 

表示方法と解釈には様々なやり方があるので

理解を深めて適切に利用していきましょう!

 

由井もまだまだ学び中です。

間違ってるところがあればご指摘ください。

 

ではでは、また!