無用の人 | 駄ポエムは駄ポエム

駄ポエムは駄ポエム

社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

誰もが寝静まる深夜2時半に自宅の庭で療育手帳を燃やす夢を観た後目覚める早朝6時33分。二日酔いの頭を掻きながら観る窓の外は非現実なぐらいに雲一つ無い青空とギラギラ鬱陶しいぐらいに輝く太陽。立ち上がり目の前にある机の引き出しを開けるとやはり療育手帳はそこにあり己がやはり障害者であることを再認識し憂鬱になる。毎朝何かの間違いで健常者になっていないかを確認するために机の引き出しを開けているがいつも普通に療育手帳があり毎日同じように馬鹿みたいにガッカリする自分が嫌だ。うんざりしながら後ろを振り返るとそこにはいつも通りの散らかり放題の部屋がありそこに転がるヒバリウムで朝食を1巻や湯舞音のレシートや空のウィルキンソンオレンジのペットボトルや呑気にあくびする白と灰色のツートンカラーの猫を眺めながら僕は重苦しくも生臭いため息を吐いた後部屋の片付けを放置したまま部屋のドアを開けた。目の前にある扉が開きっぱなしの妹の部屋には静かに寝ているヨレヨレのベージュのパンツ丸出しで寝ている母と黒トラ猫が暑苦しい朝日に照らされているのを横目に見ながら僕は階段を降りる。洗面台で顔を洗いタオルで顔を拭い歯を磨きスッキリした後リビングに向かい父が買ったらしいシュガートーストとブラックコーヒーを食し一段落したので何となく適当に付けたテレビのニュースを虚ろな瞳で観ていたらまた漠然とした眠気に僕は襲われる。本日は休日なので寝ても良いが恐らく寝たら昼間まで寝てしまい貴重な休暇を台無しにしてしまうだろう。寝てしまうにしてもデパプリ観るまでは起きてなくてはと思いながら僕は二杯目のコーヒーを淹れてチビチビ啜る。テレビを消してスマホから50回転ズを爆音で流す。リビングの窓を開けて陽光の中に身を投げ出してみた。もう一度洗面台に向かい一心不乱に顔を洗っていく。……それだけやっても未だ鈍痛のように頭から離れない眠気。何とか眠気を飛ばすためにTwitterを観たら冷笑系既婚者アカウントが上から目線で50代独身は例外無く狂うなんて戯言ツイートを吐き捨ててバズってるのを見かけた。29歳で子供部屋おじさんで未だに親の脛をかじり彼女や恋人もいなくADHDを患っていてコミュ障で年収150万以下で顔面が奇形で身長147センチな現時点で狂いまくってる僕はこの先もっと狂うのカアと憂鬱になりながら僕は薄汚れた天井を呆然と見つめるしか無かった。苦しい。寂しい。死にたい。侘びしい。どうでも良いから何でも良いから今すぐ早く消えてなくなりたい。……真顔で号泣しながら僕は机の上にあるプラスチックのコップを苛立ち混じり嘆き苦しみながらフローリングの床に叩きつけた。床に落ちた瞬間響く乾いた音と床に飛び散るウーロン茶を見つめながらも思う。半狂乱の如く暴れまわりたいのに隣にあったガラスのコップでは無くプラスチックのコップを床に叩きつける方が被害が少ないと冷静に判断出来る己の冷静な理性にこそ腹が立つと。僕はよろめきながらも何とか立ち上がり薄ら笑いを顔に貼り付けながら猫が爪研ぎして塗装が剥がれてしまっている薄汚れた白い壁に力一杯何度も何度も頭を打ち付けた。苦しいのに寂しいのに死にたいのに侘びしいのにそれでも尚こうやって壁に頭を打ち付ける最中でさえ力加減して生き延びようとしてる自分の厚顔無恥さが情けなくて哀しくて本当に本当に自分がとにかく嫌だった。........全てに疲れて壁から離れて体育座りのまま僕はただただ口の中である言葉を叫びながら泣き喚く。死ねないと死ねないと。死ねないと死ねないと喚きながらも同時に心の中では確かにこう叫んでる。生きたいと生きたいと。どうしたら良いかもう分からない。分からないが何となくBGMを50回転ズからくるりに変えた。岸田繁の気怠そうで尚且つ哀愁に満ちた歌声を頭を膝に沈ませながら聴きつつも僕はヒリヒリ痛む額を摩りながらも僕は感じる。確かにまだ生きていると。どこかから聴こえる誰かからのさっさと死ねと言う幻聴の言葉から逃げながらも僕は尚も思う。僕は今どうしようも無くどうにもならないまま生きていると。