2月「ひび割れた、日々。」 終演 | ☔︎黒虹サンゴのンゴゴゴゴー☔︎

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☔︎黒虹サンゴ☔︎
中堂大嘉がプロデュースする演劇ユニット。
名前の由来は黒い虹の側にサンゴがあったらステキだなというポンコツ的発想から黒虹サンゴとなった。

2月ワニズホール提携公演vol.3
「ひび割れた、日々。」
終演致しました。
今回は家族の役割をテーマに脚本・演出を行いました。
そして書き方もいつもと変えて言葉遊びや、会話を主軸に書いたので悪戦苦闘しておりました。
そもそも戯曲(演劇用の台本)における面白いってなによ。というところから始まって、「読んで面白いなら、役者が上演する意味ないしなぁ。それだったら小説読めばいい。」「文字を見ただけだと、面白くないけど、これを役者や照明と音が入る事によって面白くなる」作り手がどうしてやろうか?とわくわくするのが面白い戯曲なのでは?と思って書きました。
なので最初の読み合わせはびくびくしておりました。
なんせ役者がこの台本を演じる事にわくわくしない事には「面白い戯曲」には到達できていないという事になるから。
読み合わせではわくわくするけど、どうすればいいのかわからん。という感じ。
僕も役者も不安でした。
読み合わせでは何にも面白くなかった。
どこにドラマがあんのや。
「あぁ。」「うん。」といった淡白な会話がメインなので役の背景やシーンの目的を共有していないとシーンが成立しない。
小屋入りしてからも不安でしたし、本番中と不安でした。
確かにドラマはあるがお客さんに伝わるのか?これ。
それに笑いもなくひたすら人間模様を描くシーンが続く。
最後のカーテンコールまでお客さんの反応がわからない。
胃をキリキリさせながら迎えたカーテンコール(役者は食べるシーンがやたらと多く物理的に胃がキリキリしていたはず)
拍手もらえたのがとても嬉しかったです。
あぁ、これ伝わるんだ。
感想も今までで1番多く頂けて、本当にうれしかったです。
役者がその場を生きていないと、ただ退屈な時間が過ぎてゆく、怖い舞台。
演劇っておもろいな。
戯曲書くっておもろいな。
まだまだ色んな創り方があってわくわくします。
今回の公演に携わった皆様、ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました!
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黒虹サンゴ 脚本・演出 工藤大嘉