この今の一瞬一瞬が美しいということ。「アフターヤン」    映画はクスリ | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

すでに3回も
この映画を追っかけ鑑賞している。

 

 

  セキセイインコ黄タロットカフェリーディング

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映画の日などの割引デイしか利用しない私が
この映画を観たうちの2回は
一般料金を払ってでも観ている。
 
 
 
 
 
 
等々の評価を読んだけど
 
 
 
個人的なツボにドはまりしたので
しかたない。
 
 
 
 

 

 

 




一般家庭の中で
AIロボットやクローンが共に生活をする近未来。

 



中国人養女の子守用に購入した

AIロボットのヤンが
突然動かなくなったことから始まるストーリー。

 




なぜこんなにも胸が震えるのだろう



部屋の壁にうつる揺れる木漏れ日
ゆっくりと舞いながらひらいていく茶葉
静物画のような静けさをまとう奥の部屋につるされた洗濯物
小皿の上の果物の皮
そして愛する人の顔やしぐさ


林の樹々の葉をさらさらと打つ雨音
ウインドチャイムの透明でやさしい音色
小さな指でそっとなぞるような子供の歌声


それらが

どんなストーリーや言葉よりも

すべてを超えて

 

私の無意識の奥へ

私の細胞へと震わせにくる。

 

しっとりと私の肌と心にしみ込んでいく
清々しい朝霧のようだ。

 

 

 

 



ヤンの中に保存されたメモリの
無限に広がる宇宙の星々のような
わずか数秒の記憶のかけらをたどるうちに

私たちが繰り返す出会いと別れが
そして目に映るものすべてが
なんという美しさに満ちているものかと
思い知らされる。

ヤンの視線は
日常にあふれるなんということもない平凡な風景のなかに
美しくてならないもの
愛おしくてならなもの
が存在することを


そしてそれは移り変わっていくものであると
切ないほどに教えてくれる。

 

 


 

 

 

 

 

それだけで

私にとっては充分すぎるほどの

幸せな出会いであります。

 

 

 

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