「 FACE展 2023」の思ひ出     アートはクスリ | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

まあ、
こうやって
とうの昔に
すでに終了した美術展をアップするわけですよ私。
すみません。
 
 
 
ほぼ毎年楽しみに行くのが
 
 
新宿SOMPO美術館で開催される・・・
 

 

 

 

 

「FACE展 2023」(会期終了)

 

 自分の思ひ出のための投稿。

 

 

 

 

若手作家の公募展です。

 

様々な表現、色彩、線、マチエールの作品に出会え

いつも細胞が震えるのです。

 

およそ80点の作品たちを

1巡目、2巡目、3巡目と観るうちに

私にとっての印象の強弱が変化するのも

興味深い。

 

 

 

2023年のグランプリ作品は

 

「Still milky_tune #4」

吉田桃子

 

 

1巡目に観たときは格別の印象をもたなかったけど、

 

再度再再度、

その前に立って眺めると

不思議な鮮度、

活き活きとした風がそっと頬をなで続けるのを

感じるようになりました。

 

 

 

優秀賞のひとつ

「顕現(仮)」

ヨシミヅコウイチ

 

 

 

個人的に興味を惹かれる表現ではないのに

 

3巡目に突然

他にはない強いエネルギーを画面から感じ

惹きつけられました。

 

 

 

優秀賞のひとつ

「リビングルーム」

中嶋弘樹

 

 

 シンプルに平面化された色彩と

黒のアウトラインが

軽快で心地いいリズム。

 

 

「13年目の瞼」 
霧生まどか

 

 

ゆらゆら揺らぎながら増殖する
絆創膏の群れたち。
13年という歳月の中で
癒しても癒しきれない
それどころが絶えることのない傷に
手当がほどこされる
それは体内に侵入した細菌と戦った白血球たちの屍のようでもあり
優しい讃美歌が聞こえてくるようだ。
 
 
 
「Gate」
斉藤里香

 

 

 

木版画特有の
木目と紙の素朴な手触りと
緑を基調とした色彩が、
私の細胞がふっくらほどけるようで心地いい。
 
 
「Patch」

タシロサトミ

 

 

 

色使いとむっくり塗られた絵の具の質感が

無条件に好き。

静けさと吐息がかんじられるみたいで。

 

展示風景の

隣り合う作品たちが醸し出す

空気も好き。

 

 

 

 

「音と香りは大気に漂う」

樺山カナヤ真理

 

 

体温がじんわり

芯から温まる作品。

言葉ではなく

画面から揺らぎでてくるものに

身をゆっくりとゆだねていたい。

 

 

 

 

「ある日の海」

川本実果

 

 

静かな静かな白い水面が

画面いっぱいに。

遠景の小さな小さな

赤い船影がただひとつの色彩。

 

マティエールによる陰影を

心の中でそっとなぞりながら

無言の対話をしました。

 

こころが静かになる作品。

 

 

 

 

 

ああ
今回も作品たちと静かな細胞の交流ができて
エネルギーが活性化されたような
楽しさでした。
 
 
観覧者による投票で
「オーディエンス賞」も選出されますが
 
今年はどの作品が選ばれるのかしら?
私ももちろん投票しました。
 
2023年のオーディエンス賞はこちら
 
私もとても惹かれた作品でした。
 
 
2024年も楽しみにしています。
 
 
 
 

  セキセイインコ黄タロットカフェリーディング

再開のお知らせはこちら