②森美術館 「私たちのエコロジー」展    アートはクスリ | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

 

(つづき)




 

 

ケイト・ニュービー

「ファイヤー!!!!!!!」

 

 

 

六本木から銀座間の路上に落ちていたものを

人工大理石に埋め込んだプレートたち。

 

いわゆる

何の変哲もないただのゴミたちが、

どこか楽しげなリズムで

ささやいているようだ。

 

 

 

そして壁面には

青梅市の藍染工房で染められた

透けるようなオーガニック綿のカーテン。

 

 

 

 

人工物による

空と大地

もしくは

海と砂浜にもみえる。

 

 

 

 

シェロワナウィ・ハキヒウィ

 

 

 

作家の出自ベネズエラにある

世界最大の熱帯雨林地帯。

そこに住む原住民女性の装飾品や自然物を

モノプリントで描いた作品。

 

 

 

素朴ゆえにとてもチャーミングだけど

開発による環境破壊で

彼らの生活は脅かされている。

 

 

アサド・ラザ

「木漏れ日」

 

 

 

故障したまま長らく放置されていた

展示室の天窓のロールスクリーン。

作家はその修理のための足場をつくり

時間とともに変化していく太陽光の明るさだけで

作品と向きあう空間。

 

足場がまるで

太陽という神に祈りを捧げるための

古代の神殿のよう。

 

 

 

 

MAMコレクション

さわひらき

 

 

箱庭療法に由来したインスタレーション作品。

 

 このスペースのコレクション展も

毎回の楽しみ。

 

 

 

 

心がしんと鎮まる。

遠い記憶がよみがえり回遊していくのを感じる。

心の深い深い奥の奥に降りていくような

起きているのか眠っているのか

その境界線にいるような気持ちになる作品。

 

 

 

 

ずっとずっと

ここにいたいと思った。

 

 

大好きな作品空間でした。

 

(おわり)