人種差別 か? | afrinote -フランスから 遠くアフリカへ-

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コートジボワール フェアトレード・チョコレート プロジェクト     
“afrinote” (アフリノート)にアフリカへの想いを込めて。
  
2002年 渡仏
2011年2月 娘カロンが誕生、
2014年9月 次女ミロンが加わり、
子育てとプロジェクト ― の日々です。

最近は、あまりブログをUPしていないのですが、

「書こう」


と思ったのは、自分の中で溜めておけないことがあったから。

 

 

 

フランスは7月が年度末で、9月から新学期が始まります。

 

ミロンが幼稚園の年少さんを過ごした中で、このままやり過ごせないようなことが

あったので書きます。

 

毎年、新しい学年になるとクラス写真を撮ります。

11月にクラス写真を受け取った時、

 

ミロンの姿がなかった!

 

先生に聞いてみて、

「ミロンは確かにこの日に出席していたのですが」

 

先生は覚えていない、とのこと。

同じ日に撮った個人写真は受け取ったので、

 

確かに出席していたことを強調。

 

クラス写真にこの個人写真を加えてもらえることになりました。

 

数日後、合成されたクラス写真を受け取って、部屋に飾っていました。

 

 

 

五月、ふとうちの彼がこの写真を見ていて、

 

 

「やっぱりミロンいるよ!」

 

 

よくよく見ると、

ミロンの体にクラスの別の女の子の顔が合成されていたんです。

 

注意深く見ると、首のところがぼやけています。

パッと見、その子の顔にも見えないので

ミロンに聞いても

 

「しらない」

 

と言っていた子。

顔色が両隣の子とは違っていて、

でも、顔にかかる髪の毛や顔自体はどうみてもその子。

 

最初から、服もミロンに似てるけど、違う子なんだなー

とぼんやり思っていたのが、

やっぱりこの体はミロンだ、と確信しました。

 

 

 

担任の先生に言って、園長先生にも言って。

写真屋さんの対応を待つことにしました。

 

ミロンが写っているハズのオリジナルの写真をクラス全員分プリントし直してもらえることに。

 

 

 

でも、一体何のために???

ミロンだけが横を向いていたり、目をつぶっていたから

写真屋さんが頭に来て、合成したんだろうか?

それにしたって!

 

疑問が頭を巡ります。

 

元々の写真をプリントするだけなのに、
なかなか写真屋さんの応答がなく
月日が過ぎ、

写真を受け取ったのは、学年末最終週の7月第1週でした。

 

 

やーっと受け取った写真には、

 

 

ミロンがちゃんと写っている。

 

 

目もつぶってないし、横を向いてもいない。

 

 

ますます怒りがこみ上げて来て、

 

これって人種差別???

 

何のために???

 

今まで幸運なことに、

フランスで重い人種差別を感じたことはなかったけど。

今回は。

 

 

ミロンがまだ小さくて、この起こったことをよく理解していないのが幸いです。

 

 

親身になってくれたお母さんがいて、

このおかしい写真の発覚から

 

肖像権に触れるってことで、訴える?とか

まずは、PTAに相談してみる?とか

いろいろ考えて、

 

区役所の学校関連の部署に話に行きました。

もう7月に入っていたので、夏休みで、9月になったら

紹介された区全体の学校監査機関?があるらしく、

そこに行こうと思っています。

 

 

写真を合成するなんて、面倒なことなのに、

わざわざ、こんなことをして!!!

 

一緒にこの怒りを共有してくれる人は 学校には少なかったけど、

我が子を守ることができるのは、やっぱり自分。

 

納得いくまで、行動するぞ。

 

 

 

 

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