3.11以降ずっと患者の身体を診てきて、最近やっと自分の中で確信めいたものが出できたので、一つの
節目として、ブログに書くことにします。
放射能が漏れ出した直後から、患者の身体の異変に気づきました。まあ自覚症状がある人もいたことは
いましたが、ほとんどの場合は気づきません。
まず驚いたのが、両方の肺に異常が出ていたということです。それがどうしたの?って思われるかも
知れませんが、私の過去の臨床上、2つある臓器、肺や腎臓などは、両方がダメージを受けていてもど
ちらかは頑張って正常の反応を示します。(なにをもって正常か異常かは長くなるのでのちほど)仮に
両方の腎臓、または肺が異常の人はどういった状態かというと、透析を受けている人であったり、かな
り重症な人です。
まだそのころは、放射能の内部被爆がなんたらかんたらという知識もなかったのですが、その両肺の
異常で患者の身体にただ事ではない自体がおきていると感じました。
その後5月、6月と月がたつにつれ、熱の下がらない、乳児やリンパの腫れた高校生、咳の止まらな
くなった日立市の女性など、原発事故以前から見ている患者の異常な状態に危機感を覚えました。
それから後も子供の体調がすぐれないといって小さなお子さんを診る機会も多かったのですが、6歳
以下のお子さんは、ほとんど全身にダメージを感じられました。
治療において、異常と診断されたところが治療後正常になっていればいいのですが、6歳以下のお子
さんや、いわきから来ている患者は正常にならない状態になってきていました。
そして最近では、殆どの患者に、背中のカクユというツボに反応がではじめました。どういうことか
というと、今までは呼吸による内部被爆の影響が肺という体内のガス体のみの異常だったのが、血液の
異常に浸透してきているという状態に変わってきているということなのです。
カクユというツボば別名、血会(けつえ)といって、血液やリンパに異常が起きると反応を始めるツ
ボなのです。(鍼灸ではツボの異常場所によって患者の状態を把握できるのです)