「ものぐさ庭づくり はじめの一歩」 | 物語の庭

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カフェと図書室、わたしの人生。

昨日は図書館に行ってきました。

考えごとがあると、
図書館へ行きます。

わたしの図書館での本の読み方。

①全部の書架を回って、気になった本をとりあえず手に取ります。

②閲覧室で、取ってきた本をどさっと積み上げて、片っ端から読みます。

この時はまだぱらぱら読み、流し読みですけどねσ(^_^;)

③残す本と返す本を選り分け、返す本を書架に戻しに行き、また①を繰り返します。

そうしているうちに、
本のジャンルはばらばらなのに、
残した本に、ある共通点が浮かんできます。
それが、いま自分が興味のあることだったり、悩んでいることのヒントなんだって、わかってくるんです。

この作業、すごい没頭しますよにひひ

お試しあれ。


昨日借りてきた本。
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ものぐさ庭づくり はじめの一歩 ―何も始められないあなたが最初に開く本
斉藤吉一 著
主婦と生活社

タイトルにひかれました(笑)

うちには結構広い庭があるんですが、
今はまだ更地の状態です。

春になったら庭づくりを始めようと思うものの、わたしはまるっきりの初心者。
本屋さんで「ナチュラルガーデン」とかの本に載っている素敵すぎる写真をため息つきながら眺めては、
庭をどうしよう…と思っていたんです。

この著者いわく、
本に載っているような美しい庭を作るのは、本当に大変なこと!
いつも綺麗にしていて、ご近所から羨ましがられる庭主さんの、
半数が、実はもうやめようかと悩んでるんだとか。
でも、ご近所さんから、「ステキだからやめるのはもったいない」って言われて、やめられない人が多いんですって。

好きでやっている庭づくりが、頭痛のタネにならないように、
この本では自分がいつもハッピーでいられる、「ものぐさ」な庭づくりを提唱されています。



庭のことで興味を持って読んでいたものの、
読みながらわたしは別のことを考えていました。

わたしがやろうとしているお店のことも、同じなんじゃないかって。


お店、特にカフェをやってるっていうと、
たくさんの人が、「すごいね!」「いいね!」っていってくださいます。

時色でやっていた時、わたしは、
それに違和感を感じてしまった時期がありました。

そりゃあ、最初は、
夢だったブックカフェができて、嬉しかったんですけどね。

夢を叶えた後に待っていたのは、それを「続けていくことの大変さ」でした。

お店を「続けていく」ことって、本当に大変。
わたしはカフェのことは本当に素人で、
本を読みに来た人にコーヒーを出したい、それだけの気持ちでしたから。

なんの覚悟もできてなかったんですね。

こんなに大変なのに、
周囲の人には、それがまったく伝わらない。それどころか、好きなことができていいね!って言われる。

弱音が吐けない。
すごく、孤独を感じました。

好きで始めたことが、辛いことになってしまう。
それは本当に悲しいことだなって。

こんな経験ができたことは、
すごく良かったと思っているんですけどねニコニコ



だから、今度お店をやる時は、
自分にとってムリなことはしない。
どうすれば、10年、20年ムリせず続けていけるだろうか?ってことを、1番に考えようって思ったんです。

この本のいうとおり、
自分は「ものぐさ」なんだということを認めて、
「ものぐさ」なりのやり方をやらなければいけないんだって。

それでいいんだ。
そう考えると、すごく心が軽くなりました。

まさか「庭づくり」の本からそんなことを考えるとは思いませんでしたがにひひあせる
何かを始めるときに考えるべきこととして、それに当てはめて読むこともできる本だなぁと思いました。


この本の著者は、園芸書では異例というロングセラーを出されている方だそうですので、
庭に頭を悩まされている方がおられましたら、オススメされるといいんじゃないかと思いますひらめき電球

それではまた星