第1話はこちら↓
「たしかに、最低だよな…」
サトシは、手に持った携帯の画面を見て呟いた。
画面には、サトシが担う「トキメカシ」のルールが表示されている。
▶︎「トキメカシ」は「トキメク」をときめかすことだけを担う。万が一「トキメク」よりも「トキメカシ」の方が多くときめいてしまった場合、何らかのペナルティを科す。
▶︎「トキメカシ」は「トキメク」に恋愛感情を持っていたとしても、打ち明けてはならない。
▶︎「トキメカシ」は、ステージクリアごとに「トキメク」のゲージを「0」にしてからスタートしなければならない。
▶︎「トキメカシ」のルールを「トキメク」にあかしてはならない。
▶︎禁止事項を破ると、2度と元には戻れない。
サトシの携帯に「トキメク」のゲージが「0」になったと知らせが届いた。すなわち、ハルがサトシを嫌いになったことを意味している。
ちくしょう!ゲージを「0」にするには、嫌われるしかないじゃないか。弟としか見てくれていなかったハルが、俺をやっと男と認識して、ときめいてくれたって言うのに…。
「ほんっと、マジでクソゲーだぜ」
サトシは、携帯をポケットに捩じ込むとハルの後を追った。
つづく
★★★★★
こんばんは。
カッペリーニのイタリア語部分を何度も見てしまう ともえです。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今日はここまでです。
忙しかったです。なので、更新も少なくなっちゃいました。
が、今回の更新は、お話の大事なポイントとなる部分でした。
明日も更新できたらいいな。
疲れたので早寝します😪
いつも読んでくださりありがとうございます。
皆さまとここで久しぶりに交流できて、とても嬉しいです。
では、また。
サトシの夢を一緒に見ましょう✨
ともえ