短編 18.弟みたいなキミにときめくなんてありえない | 「蒼い月の本棚」~小説とハムスター(ハムちゃん日記はお休み中)~

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趣味で小説を書いています。絵を描いたり写真を撮ったり、工作をしたり書道をしたり、趣味たくさんです。古典で人生変わりました。戦国時代&お城好き。百人一首とにかく好き。2016年、夢叶って小説家デビューできました。のんびり更新ですが、どうぞよろしくお願いします。


第1話はこちら↓





「たしかに、最低だよな…」
サトシは、手に持った携帯の画面を見て呟いた。



画面には、サトシが担う「トキメカシ」のルールが表示されている。

▶︎「トキメカシ」は「トキメク」をときめかすことだけを担う。万が一「トキメク」よりも「トキメカシ」の方が多くときめいてしまった場合、何らかのペナルティを科す。
▶︎「トキメカシ」は「トキメク」に恋愛感情を持っていたとしても、打ち明けてはならない。
▶︎「トキメカシ」は、ステージクリアごとに「トキメク」のゲージを「0」にしてからスタートしなければならない。
▶︎「トキメカシ」のルールを「トキメク」にあかしてはならない。
▶︎禁止事項を破ると、2度と元には戻れない。

サトシの携帯に「トキメク」のゲージが「0」になったと知らせが届いた。すなわち、ハルがサトシを嫌いになったことを意味している。
ちくしょう!ゲージを「0」にするには、嫌われるしかないじゃないか。弟としか見てくれていなかったハルが、俺をやっと男と認識して、ときめいてくれたって言うのに…。

「ほんっと、マジでクソゲーだぜ」
サトシは、携帯をポケットに捩じ込むとハルの後を追った。





つづく




★★★★★


こんばんは。
カッペリーニのイタリア語部分を何度も見てしまう ともえです。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今日はここまでです。
忙しかったです。なので、更新も少なくなっちゃいました。
が、今回の更新は、お話の大事なポイントとなる部分でした。

明日も更新できたらいいな。
疲れたので早寝します😪

いつも読んでくださりありがとうございます。
皆さまとここで久しぶりに交流できて、とても嬉しいです。
では、また。


サトシの夢を一緒に見ましょう✨
ともえ