あろひろしのパートナーとして | あろひろし観察記

あろひろし観察記

嫁から見た漫画家・あろひろしの観察記です。


時の経つのは迅いもので、今月、わたしとあろさんが結婚してから十数年となります。
そして、皆さまご存知の通り、あろさんは来月5月生まれです。
来月の誕生日を迎えたら、あろさんは64歳になります。あろむし。

ということは、わたしがあろさんの人生の舞台にいきなり現れて途中乱入してから、今年であろさんの人生の舞台の1/4に無理矢理出演している計算になるのです。
しかも結構重要な役どころをぶんどって(笑)。

どこででも何度でも言っていることですが、わたしがあろさんと結婚しようと決めた理由は、あろさんにひとつでも多くの作品を、1ページでも多くのまんがを描いてもらうために、わたしが助けとなれることがあるならなろう、と考えたからです。
…まあ、そんなことを真面目に考える前に、あろさんのとあるまんがを読んで、「あ、わたし、この人と結婚する」と16歳のときに神様から天啓を受けたというのもありますけど。

残念ながら、あろさんの遅筆はわたしの想像をもの凄くはるかにこえていて、わたしの思惑通りにはいかず、なかなかあろさんの作品数もページ数も増えていかないのが歯がゆいばかりです。
この十数年の間、あろさんのあまりの遅筆、寡作ぶりにわたしがブチ切れて怒鳴りつけることも何度もありました。というか、片手では数えられないくらいの回数はあったと思います。
それでも、わたしがあろさんの人生に途中乱入していなければ、もっとあろさんはまんがを描かなくなっていただろうと思うので、これからもあろさんのおしりを叩いて揉んで撫でてかじるのはやめるつもりはありません。

さすがにあろさんの人生の1/2を一緒に過ごすというのは、平均寿命から考えても無理があるので(あろさん100歳近くまで生きることになるよ)、そこまでは望みませんが、1/3くらいならギリギリ頑張れるかな?と思います。頑張れよあろさん。
これからも一年でも一日でも長く、あろさんのパートナーとして過ごしていけたらいいなと思います。

まだコロナの後遺症がしつこく残っているので、結婚記念日にお出かけするのは厳しいと思いますが、ケーキでも買ってきて、ささやかにでもお祝いしたいなあと思っています。