ラディカル・ホスピタル(39) | あろひろし観察記

あろひろし観察記

嫁から見た漫画家・あろひろしの観察記です。


あろひろしの書棚から、今回は「ラディカル・ホスピタル39巻を手に取ります。


皆さまご存知、4コマ漫画界でのご長寿作品です。
4コマで39巻ってマジすごい…。
あろさんの4コマ漫画の最長作品は、「ボクの社長サマ」の6巻ですからね…。
単純計算で6倍以上の巻数です。すげえ。


「ラディカル・ホスピタル」の作品自体はあろさんが4コマ漫画を描くようになる前から拝読しておりました。
その後、あろさんが4コマ漫画を描いていた時代、お手本というかバイブルというか、大変参考にさせていただいた作品です。
ひらの先生の技術にとにかく感服していて、あろさんいわく、目指す4コマ漫画の境地が凝縮されているので、目標にしていたということでした。

作品登場キャラクター数が多いにも関わらず、それぞれのキャラクターに個性がしっかりあって、「◯◯といえば、◆◆さん」というのが、すぐに浮かんで直結できる、これは簡単なようでいて、かなりの技術が必要だと思います。

わたしはキャラクターの中では特に関口ナースと服部カメラマンが好きです。
関口について言えば、「祖父の介護をしていたことで、看護だけでなく介護にも興味がある」「同じ腰痛持ちの水野ナースとコルセッツを組んでいる」キャラクターです。
服部君について言えば、「バツ2のフェロモンだだ漏れナチュラルボーン・タラシ」「でも、カメラの腕は一流」キャラクターです。
服部君にタラされてみたーい(笑)。

あろさんが好きなのは榊先生とのことです。
雰囲気が好きだそうです。
一番お友だちになりたいキャラクターとのこと。
…おひげ仲間だから?

今回の39巻では、ヨネ先生の幼少期が垣間見えるエピソードがありました。
また、おっとりやんわりしていて、外科医の中でもみんなのまとめ役の穏やかなヨネパパが、若い頃はとても野心のある情熱家であるというエピソードもありました。
うん、そのエピソードから推測すると、ヨネ先生はファザコンになって当たり前だよねー。
パパいないと困るよねー。
ヨネ先生は末っ子設定だから、甘えん坊でもあるだろうし、年齢的に当然に兄たちよりも親と過ごせる時間が短いわけで、と考えたら、そりゃパパ大好きになるよねー。
兄たちは海外在住だから、いざ何かあったときに頼れるのは、日本にいるパパだけだもんね。
ヨネ先生には、なかなか身につまされる要素がたくさん入っていますね(笑)。

ちなみにあろ家ふたりの共通見解として、一番謎のキャラクターは赤坂先生です。
まーったく、過去が分からない。
ヨネ先生の家庭教師をしてたことくらい?
あと、イタズラなお菓子作り(ロシアンシュークリームとか)が趣味なようだけど、何でそんなことやろうと思ったの…?

その人の書棚を見れば、どんな人なのかわかるという言葉があった気がします。
というわけで、気まぐれにあろさんの書棚にある本を紹介してみようかな、などと。
皆さまは、それであろさんがどういう人なのかおわかりになるでしょうか?

分かりにくいと思うのでバラしますが、ブログテーマは「世界の車窓から」をもじっております。
あの曲を脳内再生しながらお読みくださると幸いです(笑)。