ばけねこになりたい | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

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昔むかし あるところに 小さなねこがいました。
宿敵の犬ならともかく、弱者のねずみにさえバカにされる、弱いねこです。

ある晩、怖いばけねこの話をきいて、自分もばけねこになりたい、と思います。
そうすれば、もうだれからもバカにされないぞ。

どうしたらばけねこになるか、墓場に行って、ばけねこの親分に聞いてみよう。

しかし墓場にいたのは、ゆうれいさん。
足をなくして泣いています。

本当は、幽霊には足があるんですって。
でも俗世で、幽霊には足がない、ということになっているので、足を冥土の入り口に立てかけて、でかける。
幽霊の足は、取り外しが可能なんですね?
その足を盗まれて、泣いているというわけ。

足をさがすと、傘ばけが履いていました。
唐傘の下から、足が3本出ているので、ばれちゃった。

ねこは傘ばけに跳びかかり、足を取り返すと、ゆうれいさんに渡しました。

そのお礼に、ばけねこの親分に、ばけねこのなり方を教えてもらうのですが。

傘ばけに果敢に飛びかかったねこは、もう弱虫なんかじゃないと思いますよ。