電話も出来なかった吃音持ちが数百人の前でMCが出来るまで | アクロバットパフォーマーの9割が勇気。

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ここここここ


これ‥‥でたったたたた体育の‥‥


ザワザワザワザワ‥‥




小学3年生の頃から吃音症が出始めました


吃音とは口の中の緊張などにより舌が固くなったり息が詰まったりして言葉が詰まってしまう現象です


元々お喋りだった(母親がそう言ってた!アンタはホントに喋って喋ってうるさかった!って‥‥。)僕は何が原因かわからないまま


突如話せなくなりました


もしかしたら原因があったのかも知れないけど、古い記憶のせいか
脳がショックな記憶を無意識的に忘れさせているのかわからないけど

気付いたら電話も出来ないようになっていました

特に5.6年生になってくらいから


【か】行【た】行の口の中を破裂させるような音破裂音(そのまま(笑))が全く出なくなりました

僕は体育委員で体育の授業の後に皆に向かって


【これで体育の授業を終わります!礼!】


というのを言わなきゃいけなかった。


これが本当に言えなかった(冒頭の通りです)


中学に上がってから


体育委員だし体操部だしキャプテンだしで

当時の僕にとっては

【か】行の【た】行のバーゲンセールのような状態でした。



同級生に同じく吃音持ちの生徒がいました


その子は普段の会話ではかなり吃り


授業中皆の前で本を読まなきゃいけない時はスラスラと読めるタイプでした。


本人も自覚していました。


僕は会話は何とか出来たものの本読みは全滅‥‥


でも皆にバレたくないから


いろんな試行錯誤で言葉を有耶無耶にしてました


タマゴと言いたい時は【タ】【ら】【だ】の間の音を発して


【ら"まご】

みたいになってました


でもその時に人ははっきり言葉を発していなくても意味を聞き取ってくれるということに気付きました


それから僕の滑舌誤魔化し計画の始まるのでした


誤魔化しながら毎日泣いてましたね(笑)


悩みを言いたいけど吃って言えないから誰にも言えなかった


言いたい事があるのに

あ、言えない


と頭によぎり


ハハ‥‥

と笑い周りに合わせたりしてた



この頃の僕のメンタルはお豆腐なんてもんじゃなかった



お麩!!(笑)




ここから20年!



確かのはこの時の自分がいなかったら今僕は存在していなかった


ということでした


次はまたの機会に


ありがとうございました!