電話も出来なかった吃音持ちが数百人の前でMC出来るまで3 | アクロバットパフォーマーの9割が勇気。

アクロバットパフォーマーの9割が勇気。

アクロバット、健康、趣味、イラストデザイン
自分自身が自由になるために自由に書いていきます

大阪や東京の声優の専門学校にパンフレットを請求していくつか体験学習に行った



高校2年生の時だった




徳島からほとんど出たことがない僕だったご家族についてきてもらうなんて微塵も考えていなくて




じゃあ行ってくる!!





とさながら孫悟空かのような軽さで家を飛び出し単身大阪や東京に出向いた




渋谷から恵比寿(渋谷から一つ隣の駅)に向かうのに




電車を反対に乗ってしまい




降りる勇気もなくて




1周するということを3回連続で行い




山手線を満喫しました(笑)




上京をすることを決めた僕はお金を貯めるために高校を卒業して1年間フリーターとしてバイトをすることを決意




その間に毎日カラオケに4時間行き



あまりアニメを見ていなかった為



1週間アニメを10本借りて見て



スラムダンクに影響を受けて



ボール買って毎日ドリブルの練習を朝やってた(笑)




ダムダムダムダム‥‥




何をしていいかわからなかったから思い付いたものをやってた!



バイトも



パン屋(レジやドーナツ揚げ)

ドラッグストア

体操教室の講師



をやっていて人と関わるものばっかりだった


お客さん

との会話では本当に話せなくて



心もドンドンと閉鎖的になっていった



特に嫌だった仕事はドラッグストアの仕事の中の一つで



店内放送



これは嫌というか何というか



全く声が出なかったし頑張って声出そうとしても



社員さんには



奥村くん、これはひどい‥‥



と言われる始末



徳島の最低賃金クラスで働き(当時時給630円)稼いだ120万というお金を手に握りしめ



東京に進出



授業が楽しみで仕方なかったけど



問題勃発



それは自己紹介



何とか吃らないように汗かきながら発した



徳島県からきました奥村睦巳です

宜しくお願いします



文字ではわからないけど



この言葉を言ったらクラスの皆は黙ってしまった



僕は徳島県出身(四国の右の方)



阿波弁という方言がある



そう僕は



訛りまくっていた



吃るわ訛るわで



ダブルパンチ!!!




東京に来て気付いた自分の出生でした



それから2年間


演技を学ぶと共に標準語を覚えるべく毎日練習しました



阿波弁


関西弁含め西の言葉は語尾押し


言葉の後ろを強く発音する



                                             •

おはようございます




“す”を強く発する


あとは有声音(ゆうせいおん)にする


有声音:しっかりと音にする


関東弁:標準語は頭押し


“す”は無声音(むせいおん)


口の方だけ作り息だけを出し音にしない



  •

おはようございます



なかなか難しかったけど、自分が発する言葉一つ一つを意識して何が関西弁か何が標準語かを頭の中でイメージして毎日を過ごしていました




今は日常では阿波弁使いまくりですけどね(笑)




前回までの記事はこちら


電話も出来なかった吃音持ちが数百人の前でMCが出来るまで



電話も出来なかった吃音持ちが数百人の前でMCが出来るまで2