親であればだれもが、
将来子どもに、強く、たくましく、自分の力で生き抜いてほしいと、
自立してほしいという願いがあると思います。
そのために、私たち親は日々どんな努力をすべきなのでしょうか?
私が体験講座で、子育てをテーマに傾聴のスキルを伝えている一番の理由は、
私たち親が(とくに母親が)、一生懸命子どものためを想い日々発している言葉が、
結果的に子どもの自立を妨げていることが多いからです。
私自身、自らが過干渉、過保護な親に育てられ、
結果大人になっても自立できないまま、無力感に苛まれてきました。
同じことを、絶対にわが子にはすまい。
反面教師にしながらも、
気がついたら同じことをしてしまっていたりする、、、
自己嫌悪におちいる中、
具体的にどうしたらいいのだろう? そう自問自答する日々が続きました。
そんな時、コミュニケーション講座で傾聴について学んで、
目からうろこ、一気に道が拓けた気がしました。
忙しい日々の中、子どもと接するわずかな時間の中で、
自分が子どもたちの自立のために努力できること、
実践できることはこれしかない、と確信したのです。
もちろん、方法は他にもいろいろありますし、
家庭によって方針は違うと思いますが、
傾聴が数ある方法の中の、ひとつの有効な手段であることは間違いありません。
体験講座は、先日の名古屋講座を最後にいったんお休みに入りますが、
このブログを通じて、これからも、
話を聴くこと、子どもの自立をテーマに、発信していければと思います。
読んでくださる皆さんのお役に立てたら、という想いとともに、
何よりも、私が日々の子育てを、自らを顧みて、反省する意味でも、
とても役立つと信じています。
頭でわかっていても、できないこともまだまだ多いですが、
子どもとともに、少しずつ成長していければと思います。